◆第101回全国高校野球選手権愛知大会 ▽3回戦 享栄10―0大成=5回コールド=(14日・パロマ瑞穂)
享栄が5回参考ながらパーフェクト継投で初戦突破。2年生の最速140キロ左腕・上田洸太朗が先発し、4回5三振を奪った。
183センチ、85キロと恵まれた体格の背番号10が、テンポよくストライクを先行させた。09年夏に全国制覇した前中京大中京の指揮官で、昨秋に就任した大藤敏行監督(57)に初陣を託された2年生は、「初戦なので、腕を振って、四球ゼロを意識した」。スライダー、カットボールを交え、2回2死から4者連続を含む5K。4イニングをパーフェクトの49球で片付けた。
昨秋の名古屋地区予選で東邦を完封リレーで破ったときは、先発して6回無安打無失点。その後、ライバル校のセンバツ優勝に「自分もできると自信になった」。13日は次戦の相手となる可能性がある東邦・星城戦をメンバー全員で視察。星城のコールド勝ちに「打力に自信がありそう」と警戒を強め、「対策を立てて、自分の役割を果たしたい」と語った。