【ヒルマニア】<球宴特別編・野手>清原MVP7度…豪快!場外弾

90年のオールスター第2戦で、左翼場外に本塁打を放った清原(投手は中日の与田)
90年のオールスター第2戦で、左翼場外に本塁打を放った清原(投手は中日の与田)

 ヒルマニアが選ぶオールスター男の野手編。こちらもそうそうたるメンバーの中から、通算記録の傑出度を中心に選んでみた。令和初開催にあたり、平成初の球宴を振り返った。

 本塁打は野球の華。現役選手のオールスター戦最多アーチは筒香(DeNA)の5本だが、過去2ケタアーチは〈1〉14本=山本浩二(広島)、〈2〉13本=王貞治(巨人)、清原和博(西武―巨人―オリックス)、〈4〉11本=落合博満(ロッテ―中日―巨人―日本ハム)と4人いる。この中で通算100打席以上で最高の3割6分5厘、34打点もトップなのが清原だ。MVPには2位の3度に大差をつける7度受賞。プロ1年目、18歳の最年少アーチも印象深かったが、5年目の90年がすごかった。第1戦の横浜スタジアムではバックスクリーン越え。そして平和台球場での第2戦では中堅場外まで飛ばした。2試合で3本塁打含む6打数5安打と打ちまくったが「まっすぐしか待ってませんから」と淡々と答えた22歳は、その後もオールスター戦になる度にバットでファンを沸かせた。

 最多の14本を打った山本浩(打率・316)の初アーチは75年第1戦で28歳と遅かったものの81年からは5年連続。また、投手編で選出した山田久志(阪急)、江夏豊(日本ハム)に、鈴木啓示(近鉄)、村田兆治(ロッテ)、山口高志(阪急)らパを代表する投手から放っており中身も濃い。王が打率2割1分3厘だったのに対し、落合の打率は清原と全く同じ3割6分5厘。マルチ本塁打4度は球宴記録だ。

 福本豊(阪急)は全パが強かった時代の斬り込み隊長で26得点、17盗塁の記録保持者(打率・302)。打撃、走塁だけでなく74年第2戦で見せた田淵幸一(阪神)の左中間大飛球をフェンスを駆け上がってつかんだプレーは、球宴史に残る。

 この日、近本(阪神)が史上2人目のサイクル安打で地元・甲子園のファンを熱狂させた。ただ、今後も毎年のように出場して、活躍し続けてこそ真のオールスター男の称号を得る。今後に期待したい。(ベースボール・アナリスト)

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