横浜M―浦和戦で誤審 オフサイド見逃し両チーム大混乱

浦和・大槻監督(中央右)らが審判に詰め寄り試合が中断した(カメラ・清水 武)
浦和・大槻監督(中央右)らが審判に詰め寄り試合が中断した(カメラ・清水 武)

◆明治安田生命J1リーグ第19節 横浜M3―1浦和(13日・日産ス)

 横浜M―浦和戦で、FW仲川輝人(26)の得点に関して両チームの選手や副審がオフサイドと認める中、オフサイド→得点と判定が二転三転する誤審騒動が起きた。松尾一主審(46)は「自分たちでは決められない。運営が決めること」と発言していたことも判明。試合は横浜Mが3―1で勝利した。鹿島は仙台を4―0で下し、暫定3位に浮上。DF安西幸輝(24)がポルトガル1部ポルティモネンセ、MF安部裕葵(20)がスペイン1部バルセロナへの移籍決定後初戦で大勝した背景を、岡島智哉記者が「読み解く」。

 後半14分、オフサイドポジションにいた横浜M仲川がゴールネットを揺らした。スコアボードは2―0に動いたが、ゴール前にいた浦和DF槙野、宇賀神、GK西川、そしてゴールに絡んだ横浜Mの遠藤が副審とともに話し合った結果、両チーム選手の意見が「オフサイドだった」と一致したという。浦和の大槻毅監督(46)も猛抗議し、プレーが一時中断した。

 松尾主審は副審らと何度も話し合い、一時はゴールを取り消した。今度は横浜Mの猛抗議にあい、ピッチサイドで改めて両チームの監督に説明を行った。すると再度判定がひっくり返り、得点に。複数の選手やスタッフによると、判定が二転三転した9分間の中断では、衝撃のやり取りが交わされていた。

 松尾主審「自分たちでは決められない。運営が決めること」

 槙野「じゃ、あなたたちは何をしているのですか」

 その言葉に主審は反応しなかったが、自身ではなく「運営が決める」という前代未聞の発言。審判団は取材に応じない規則のため、不可解な判定の真相と主審の言葉の真意は不明のままだ。その後に試合は再開されたが、複数の浦和の選手は「試合中には主審から『ごめんなさい。最後は運営が決めています』と謝られた」とも明かした。大槻監督は「僕が話すと、主観になるので話したくない」とし、ポステコグルー監督も「プライベートなことなので何を話したかは差し控えたい」と言葉少なだった。

 5月17日の浦和―湘南戦に続く誤審騒動。J1では8月からゴール判定などを補助する追加副審を導入する方針だが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)は21年からの導入を目指している。VARがないJ1では、審判は判定に映像を利用したり、映像を見た者の助言を得ることはできない。審判団は何を基準として一度取り消した得点を認めたのか。説明責任が求められる。(田中 雄己)

 ◆横浜Mの2点目を巡る判定の変遷

 ▼後半14分 遠藤の左クロスから仲川のゴールが決まる。浦和側はオフサイドと抗議

 ▼同17分 主審が仲川のオフサイドの判定を告げ、ゴール取り消し。横浜M側は猛抗議

 ▼同19~22分 ピッチサイドで審判、両チームの監督、選手が協議

 ▼同22分 主審が再びゴールを告げる

 ▼同23分 9分の中断の末、試合再開

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