【岡山】創志学園・西、7回10K2失点 Gスカウト脱帽「変化球の精度高い。チームの軸になれる」

7回2失点の好投をみせた創志学園の西(カメラ・岩下 翔太)
7回2失点の好投をみせた創志学園の西(カメラ・岩下 翔太)

◆第101回全国高校野球選手権岡山大会 ▽1回戦 創志学園11―2岡山南=7回コールド=(14日・倉敷マスカット) 

 良くも悪くも“らしさ”が出た。創志学園の西は、初回から投げた後に帽子が脱げる悪癖をのぞかせた。2回2死一塁では、3連続四球の押し出しで先取点を与え、続く打者に左前適時打を浴びた。「舞い上がった。力んだら首を振って、帽子が脱げる」。昨秋から小さい帽子に替えて深くかぶるようにしたが、今季公式戦初登板は2回までに5四球の乱調だった。

 それでも、激しい雨が降る中で修正し、前巨人2軍監督の川相昌弘氏(54)=スポーツ報知評論家=が非常勤コーチを務める難敵に逆転勝ちした。「序盤は体が突っ込んでいた。右足に体重を残して投げることを意識した」。3回以降は帽子が脱げても無失点に抑え、5安打10奪三振にまとめた。「さっぱり。最悪ですね。今年で一番帽子が脱げたし、一番悪かった」と苦笑した。一方で「(8回コールド負けした昨秋の中国大会の)広陵戦なら、そのまま崩れていた」と、昨年11月からメンタルトレーナーの指導を受けた成果を強調した。

 日米13球団 この日は日米13球団、30人以上のスカウトが熱視線を送った。日本ハムのスピードガンでは、自己最速まで2キロに迫る151キロを計測した。6人態勢の巨人・渡辺スカウトは「スライダーなど変化球の精度が高い。(1軍に)出てくるのが早いんじゃないか。チームの軸になれる」と、即戦力級と評価した。

 前日(12日)には、4月のU―18日本代表候補合宿で指導を受けた前横浜監督の渡辺元智氏に夏の大会が開幕することを報告。「安心して投げろ!」と激励された。中学時代から親交のある東邦の石川昂弥は敗れたが「甲子園で見てもらうことが恩返しになる。長い夏にしたい」と西。ド派手なガッツポーズが話題となった昨夏のように、荒々しさ全開で最後の夏を戦い抜く。(伊井 亮一)

 ◆西 純矢(にし・じゅんや)2001年9月13日、広島市生まれ。17歳。鈴が峰小2年時に「鈴が峰レッズ」で野球を始め、阿品台中では「ヤングひろしま」に所属。3年時に「NOMO JAPAN」に選出。創志学園では1年春からベンチ入り。好きな選手と球団はドジャースの前田健太、広島。球種はスライダー、カーブ、スプリット、チェンジアップ。184センチ、85キロ。右投右打。

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