【神奈川】三浦学苑・渡辺倫太朗が8回参考ノーヒットノーラン

8回参考でノーヒットノーランを達成した三浦学苑・渡辺倫太朗
8回参考でノーヒットノーランを達成した三浦学苑・渡辺倫太朗

 ◆第101回高校野球選手権神奈川大会 ▽1回戦(13日・小田原) 三浦学苑7―0小田原城北工=8回コールド=

 三浦学苑の最速143キロ右腕・渡辺倫太朗(3年)が、8回参考ながらノーヒットノーランを達成した。この日のMAX140キロの直球に、2種類のスライダーを織り交ぜ8回無安打2四死球、11奪三振の快投。秋春ともに県大会初戦で敗れていたこともあり「秋春は自分が投げて負けてしまっている。(記録より)チームの1勝の方がうれしい。(ノーヒットは)7回ぐらいから意識はしていました」と笑った。

 視察した日本ハム・坂本スカウトは「見るのは3回目。力んで自滅するところがあって、(春季大会初戦の)平塚学園戦でも試合を壊してしまった。きょうはリラックスして投げている。自分を変えようとしたんだと思うし、心技体に成長している」と高く評価。将来性についても「右の本格派。150キロ前後を投げるようになる可能性はある」と期待を寄せた。

 182センチ、83キロの立派な体格は母・千佳子さん(49)の愛でできている。月に30キロ消費するというお米は故郷・新潟からコシヒカリをお取り寄せ。2リットルの特大タッパーにご飯を敷き詰め、全て手作りのおかずを上に乗せた特製弁当と、捕食のおにぎりを持たせて毎朝送り出す。練習から帰ってくると、リラクゼーションセラピストの職を生かし、疲労で硬くなった筋肉をマッサージ。渡辺は「仕事もあるのに朝早くから弁当をつくってくれて、感謝しています。弁当は昼だけじゃ食べきれないので、休み時間から少しずつ食べてます」。入学時67キロだった体重は83キロまでアップ。トレーニングの効果もあり、直球の威力は着実に上がっている。

 樫平剛監督(35)も「予想以上。制球力に尽きますね。急成長というより本来の力が出た。頭は冷静に心は熱く。きょうは余裕があった」と絶賛した。順調に勝ち上がれば、3回戦では春に敗れた平塚学園、4回戦では横浜と対戦する可能性がある。「横浜を倒して甲子園に行きたい」と渡辺。リベンジの先に、同校初の聖地を見据えている。

 ◆渡辺 倫太朗(わたなべ・りんたろう)2001年7月6日、神奈川・茅ケ崎市生まれ。18歳。東海岸小1年から東海岸さざなみで野球を始め、茅ケ崎一中時代は湘南クラブボーイズでプレー。3年時にはジャイアンツカップ優勝を果たす。三浦学苑では1年春からベンチ入り。1年秋から背番号1。日本ハムの渡辺諒内野手は父方のいとこ。182センチ、83キロ。右投右打。A型。家族は両親と弟2人。

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