【北北海道】帯広北・広井、逆転8強打 16年ぶり出場でスランプ脱出

8回に逆転の中越え2点二塁打を放った帯広北の広井
8回に逆転の中越え2点二塁打を放った帯広北の広井

◆第101回全国高校野球選手権北北海道大会 ▽1回戦 帯広北3―1北見北斗(13日、旭川スタルヒン)

 16年ぶり17度目出場の帯広北は、8回に3番・広井翔太二塁手(3年)の値千金の逆転2点二塁打が飛び出し、北見北斗に3―1で勝利した。

 帯広北のスランプ男が、ジリジリとした展開を打ち破った。0―1の8回。2死二、三塁のチャンスで、3番・広井が放った打球はセンターの頭上を大きく越えていった。「単打でつなぐつもりだった」はずが、二者をかえす逆転の適時二塁打。エースで4番の森寿蓮(3年)も左中間二塁打で続き、この回3点をもぎ取って勝負を決めた。

 1年夏から公式戦に出場している中軸打者だが、地区予選は3試合で12打数2安打とスランプ状態。「きれいなヒットが1本もなかった」。予選後はウエートトレで筋肉量を調整。居残りで速打ちも繰り返し、持ち味のコンパクトに振り抜く打撃を取り戻した。その努力が、4打席目で起死回生の一打に。「この子にかけていた。ようやく打ってくれたね」。田沢圭司監督(40)は目を細めた。

 同校はこの日から3日間、学校祭の予定だったが、初戦の応援に合わせて日程を14日からの2日間に変更。帯広からバス10台で全校生徒が駆けつけた。「応援の声に押されました」と広井。16年ぶりの出場に沸くOBらも横断幕を製作してナインをもり立てた。

 そんな期待も受け止め、平成元年(1989年)以来となる令和元年の甲子園出場に一歩前進。15日の2回戦は連覇を狙う旭川大高が相手となる。「優勝候補だけど、そこを倒さないと甲子園には行けないので。エースの森を助けられるよう、単打でつないでいく。やってやる!という気持ちです」。広井はスタルヒン球場で“帯北祭”の主役になる決意を見せた。

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