歌舞伎俳優の市川染五郎(14)と市川團子(15)が13日、東京・東劇で八月納涼歌舞伎(8月9日~27日、歌舞伎座)のPRイベントに出席した。
染五郎は父に十代目松本幸四郎(46)を持ち、團子は俳優・香川照之(53)を父に持つ。お互い父親と共演したいか聞かれ、染五郎は「父と同じ舞台に立って連獅子をやりたい。父よりも早く毛を振りたいです」と意気込んだ。今イベントに香川がいることに気づいたのか、團子は「父とは何が何でも共演したい訳ではありません」と照れながらも、「機会があれば全力でやりたい」と意気込んだ。
お互いに父親のエピソードを聞かれた2人。團子は「家でパジャマを着ようと思ったら、(パジャマがいつも入っている所に)昆虫のTシャツが追加されていた。最近はよく服が入ってきます」と芸能界随一の昆虫マニアで、自身プロデュースの昆虫モチーフ洋服ブランド「Insect Collection」を設立した父・香川の昆虫愛に苦笑い。さらに「本当に昆虫が好きで、僕が小学3年生の時にクワガタを捕まえに行ったら、公園で誰よりも昆虫を探していた」と秘話を語った。
染五郎は幸四郎について「ポテトチップスを野菜と言うような父です。祖父(白鸚)はテレビ番組で『白米は温野菜』と言っていてあきれました。父の変わったところは尊敬してません」とばっさり。それでも「役者としては尊敬しています」とフォローした。