【尾車親方の目】豪栄道、下がって逃げる“悪癖”修正を

正代(左)が寄り切りで豪栄道を破る(カメラ・佐々木 清勝)
正代(左)が寄り切りで豪栄道を破る(カメラ・佐々木 清勝)

◆大相撲名古屋場所6日目 ○正代(寄り切り)豪栄道●(12日・ドルフィンズアリーナ)

 豪栄道らしくなかった。立ち合いは体当たりから右を入れるだけ。正代に右を差され、かいな(腕)を返され、回り込むのが精いっぱいだった。本来は低い立ち合いで左の前まわしを狙う鋭さが持ち味。“らしさ”が全く影を潜めた。

 最近の豪栄道には、攻められるとすぐに下がって引き技か投げで逃げようとする悪い癖がある。初日の朝乃山との一番もそうだった。悪い癖が体に染みついており、稽古から徹底的に意識しないと完治できない。

 稽古場の豪栄道は本当に強い。毎場所、私も含めて関係者が優勝候補に挙げるほどだ。心が弱いのかもしれない。関脇から大関に昇進した時は腰が低くて前さばきがうまく、二本差しも鋭かった。亡くなった玉の海さん(第51代横綱)をほうふつとさせて、大好きな力士である。だから厳しいことも言わせてもらう。「開き直れ」という言葉は大関に失礼になるが、攻撃が最大の防御という気持ちで土俵に上がってほしい。(スポーツ報知評論家)

6日目の取組結果

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