【北北海道】稚内大谷、土門ツインズで創部50年飾る

「TT兄弟」ならぬ「DDポーズ」で息ぴったりの(右から)稚内大谷の1番の兄・土門寛太、2番の弟・伊吹
「TT兄弟」ならぬ「DDポーズ」で息ぴったりの(右から)稚内大谷の1番の兄・土門寛太、2番の弟・伊吹

 夏の甲子園(8月6日開幕)出場をかけた北北海道大会が13日、開幕する。12日は会場の旭川スタルヒン球場で出場16校の公式練習が行われた。創部50年目の節目に甲子園初出場を狙う稚内大谷は、13日に旭川北との初戦に臨む。1番・土門寛太中堅手、2番・伊吹三塁手(ともに3年)の“土門ツインズ”が攻撃の流れを作り勝利を呼び込む。

 初めての夏のスタルヒンでも、稚内大谷の土門ツインズが息ぴったりの姿を見せた。守備中心の公式練習では兄・寛太が内野、弟・伊吹が外野の感触をチェック。「初戦へ気持ちが高まりました」。気持ちよさそうに汗をぬぐう2人の声は自然とそろった。

 地区予選では3戦34得点。好調な攻撃を引っ張るのが4盗塁の1番・寛太、打率4割超えの2番・伊吹だ。アニメ好きで「明るい」弟に対して「物静かな」兄は硬派な映画好き。二卵性双生児で顔も性格も違うと笑うが、グラウンドに立てば、心はシンクロする。「寛太の雰囲気で盗塁したいか分かる」と伊吹が話せば「小技も効く伊吹が後ろにいると走りやすい」と寛太。そろって1年秋からベンチ入り。今春は3番寛太、伊吹は7番だったが、相性の良さに期待した本間敬三監督(35)が打順をつなげ、勢いが生まれた。

 チームは今年創部50年。節目を祝うOB会から先月新たなバッティングマシンが贈られ、旭川北の最速145キロ右腕・伊東対策にもフル活用してきた。

 学校中が盛り上がるなか、2人には感謝を伝えたい特別な人がいる。女手ひとつで育ててくれた母・利香さん(40)だ。「お金もかかるのにここまで野球を続けさせてくれた。甲子園で一緒に戦う姿を見せたい」。思いは一つだ。

 2年ぶり32度目の北大会で狙うのは名寄地区初の甲子園切符。「2人でチャンスメイクして勝利に貢献したい」。お笑いコンビ・チョコレートプラネットが見せる人気コント“TT兄弟”のように、稚内大谷が誇る“DD兄弟”が、あうんの呼吸で相手をかき回していく。(川上 大志)

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