富士通の順大OB・松枝博輝、大学時代の悔しさ胸に日本の頂点へ

日本選手権5000メートル決勝で優勝した松枝博輝(左は設楽悠太)
日本選手権5000メートル決勝で優勝した松枝博輝(左は設楽悠太)

 箱根から世界へ。富士通の順大OB・松枝博輝(26)はその扉を力強い走りでこじ開けようとしている。6月の日本選手権では5000メートルで2年ぶり2度目の優勝、そして1500メートルは2位。「2冠を狙っていたので悔しい部分もある」。あくまで見据えるのは頂点だ。

 神奈川・相洋高時代は中距離がメイン。3年時には800メートルで全国高校総体に出場するも、準決勝敗退。しかし、憧れの順大に進むと長距離の才能が開花した。得意のスピードに磨きをかけつつ、5000メートルや1万メートルでも学生トップクラスまで上り詰めた。

 ただ、4年連続で出場した箱根駅伝では3区16位、8区11位、5区16位、3区14位と実力を発揮しきれなかった。特に、主将として臨んだ4年時は3年ぶりのシード権獲得に貢献したが「チームの結果で笑顔になれたが、個人では言葉にできないくらい悔しい。集大成として、この走りでは心の整理がつかない」。悔しさを糧に、実業団では米国遠征などに取り組み、日本一まで駆け上がった。

 今後はドーハ世界陸上(9月27日開幕・カタール)の5000メートル代表入りを目指して、欧州転戦で標準記録(13分22秒50)突破を狙う。「日の丸を背負って世界と勝負したい。速さよりも強さを見せられる選手に」。信じる道をひた走る。

 ◆松枝 博輝(まつえだ・ひろき)1993年5月20日、神奈川・南足柄市生まれ。26歳。相洋高3年時に800メートルで全国高校総体に出場。2012年に順大スポーツ健康科学部に進学し、箱根駅伝には4年連続で出場。卒業後は富士通に進み、今年の日本選手権5000メートルでは17年に続き2度目の優勝。自己記録は1500メートル3分38秒12、5000メートル13分28秒61、1万メートル28分29秒01。175センチ、59キロ。

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