村田諒太、過去最多のスパーリング130ラウンド超…体力より技術磨いた

計量を終えた村田諒太とロブ・ブラント(右)は顔を合わせる(カメラ・石田 順平)
計量を終えた村田諒太とロブ・ブラント(右)は顔を合わせる(カメラ・石田 順平)

◆報知新聞社後援 プロボクシング世界戦 ▽WBA世界ミドル級(72・5キロ以下)タイトルマッチ 王者ロブ・ブラント―同級4位・村田諒太(12日、エディオンアリーナ大阪)

 ダブル世界戦(報知新聞社後援)は12日、エディオンアリーナ大阪でゴング。11日は大阪市内で計量が行われ、前WBA世界ミドル級王者・村田諒太はリミットより200グラム軽い72・3キロ、王者ロブ・ブラントは300グラム下回る72・2キロでパスした。

 計量を終えた村田は「いいコンディションで来ている。自信があります」と晴れやかに語った。質、量ともに納得の練習をこなせたからこその言葉だ。

 ブラントとの再戦に備え、ジム内での練習に重点を置いてきた。フィジカル担当の中村正彦トレーナー(44)は「ブラントには体力的よりも、技術的要因で負けたのでボクシングを磨こうという結論になった」と話す。

 1キロを3分ほどで走破する脚力と心肺機能を持つ村田はフィジカルが強い。同トレーナーは「走らせても速いし、スタミナもある。だけど、今回に限っては体力強化はいい」とコンディション作りに努めた。

 通常、試合の3~4か月前に1週間の走り込み合宿を2度行ってきたが、3月中旬に千葉で行った1度だけ。昨年10月の敗戦以来、実戦から遠ざかっていたこともあり、スパーリングを早期に始め、過去最多の130ラウンドを超えた。スパーを行う日は走り込みも控えめにして負担を軽くした。以前は当日朝にロードワークで体を追い込んで午後からの練習に臨んでいた。

 体力強化は、選手にとって試合に向けての自信の源になる側面もあるが、中村トレーナーは「今の村田には疲れをいかに抑え、ジムで質の高い練習ができるかの方が大切」と明かした。

 村田は「ピアノがうまくなるためには指を鍛えるより、まずピアノを弾くことでしょう」と例え話をした。最善の「心技体」をそろえ、運命の再戦に挑む。

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