金戸凜、親子3代五輪へ祖父母からエール…飛び込み一家の15歳

女子高飛び込みに出場する金戸凜は父でコーチを務める恵太さんからケアを受ける(カメラ・竜田 卓)
女子高飛び込みに出場する金戸凜は父でコーチを務める恵太さんからケアを受ける(カメラ・竜田 卓)
練習を終えた金戸凜はカメラマンに向かって笑顔でピースサイン(カメラ・竜田 卓)
練習を終えた金戸凜はカメラマンに向かって笑顔でピースサイン(カメラ・竜田 卓)
祖父・金戸俊介さんと祖母・久美子さん
祖父・金戸俊介さんと祖母・久美子さん
女子高飛び込みに出場する金戸凜の入水(カメラ・竜田 卓)
女子高飛び込みに出場する金戸凜の入水(カメラ・竜田 卓)

 韓国・光州で行われる水泳の世界選手権は12日に飛び込みとアーティスティックスイミング(AS)で開幕する。16、17日の女子高飛び込みでは、15歳の金戸凜(セントラルスポーツ)が親子3代の五輪出場の快挙に挑む。金戸の祖父母で、同じ飛び込みで64年東京五輪に出場した金戸俊介さん(79)と久美子さん(83)が、初めての大舞台に臨む孫にエールを送った。

 64年東京五輪を経験した2人が、孫の挑戦を見守る。凜は上位12人に入り決勝進出を果たせば、五輪切符を得る。ただ、俊介さんは「チャンスをもらったのはいいけど、世界は広いですし、そこまで行けるかどうか」、久美子さんは「うまく行けばという気持ち」。大舞台を知っているからこそ、五輪への道は簡単ではないと話した。

 92年バルセロナ五輪日本代表コーチも務めた俊介さんは「(24年の)パリ五輪なら体もできていると思いますが、今は少し早いかなという気がします」という一方で「飛び込みそのものは素晴らしい。よくあそこまで飛べるようになった。私と比べると天と地です」とその能力の高さを評価している。

 凜の姉・華、兄・快と3人の孫は、それぞれの練習を撮影し、動画をスマホで送ってくる。凜は「これが理想。こうなりたい」と世界トップクラスの選手の動画を送ってくることもある。8日に韓国入りした際には「着いたよ。ルンルン」などのメールが2人に届いた。「家族の方がドキドキ、ハラハラしているのに本人はあっけらかんとしていますね」と久美子さんは強心臓ぶりに驚く。

 2人の息子、恵太コーチ、その妻の幸さん(旧姓・元渕)も五輪に出場。最高順位は幸さんの96年アトランタ大会3メートル飛び板飛び込みでの6位入賞だ。俊介さんは同大会で審判を務めるため会場にいた。幸さんはメダル争いを展開していたが、最終試技で失敗し、表彰台を逃した。「1回失敗すると終わり。恵太もソウル五輪(88年)の試合前の練習はすごく良かった。しかし(メダルに)届かなかった」と難しさは知り尽くしている。大会中は日本で朗報を待つ。凜に対しては「けがをしないで、飛び込みが嫌にならなければいい」と祈りながら、声援を送る。(久浦 真一)

 ◆金戸 凜(かねと・りん)2003年7月18日、埼玉・川口市生まれ。15歳。小学1年から競技を始める。小学生時代から頭角を現し、15年のアジアエージグループ選手権では高飛び込みなどで3冠。16年にシニアデビューを果たすと、17年の日本室内選手権3メートル飛び板優勝。18年と今年の同選手権では高飛び込みで連覇を達成し、日本代表に選出。セントラルスポーツ所属。150センチ、40キロ。

女子高飛び込みに出場する金戸凜は父でコーチを務める恵太さんからケアを受ける(カメラ・竜田 卓)
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