タッキー社長流“帝国”構想 Jr.に光「デビューの形は僕たちが」 “ポスト嵐&ポストSMAP”育成急務

ジャニー氏死去
ジャニー氏死去

 ジャニーさんが築き上げた“帝国”を揺るぎないものにするため、今後は関連会社「ジャニーズアイランド」の滝沢秀明社長(37)に重責がのしかかる。所属の誰もが「親」と慕った存在を失った中、昨年まで表舞台の第一線で活躍した経験を生かしたタレントと会社の橋渡し役。そして何より重要なのが、ジャニーさんが数々生み出してきたように、若手発掘・育成だ。

 近年、事務所は激震に揺れた。SMAPが解散し、嵐の活動休止も決まった。残るメンバーそれぞれソロで、また他のグループが活躍するものの“ポスト嵐”“ポストSMAP”の育成は急務。滝沢社長は1月の就任時に「2019年にやれるだけのことはすべてやりたい」と所信表明した。

 昨年5月にKing&PrinceがCDデビューし、順調に人気を広げている。だが、キンプリのデビューは事務所4年ぶり。これは、ジャニーさんが「すぐにスポットライトを浴びるべきじゃない」とCDデビューという形にこだわらない考えがあったから。だが、CDデビューはJr.にとって大きな夢の一つ。滝沢社長は、自身も同じ立場を経験したからこそ「彼ら(Jr.)の気持ちも分かる。かなえてあげたいし、デビューの形は僕たちが作っていかないと」と思いを抱く。

 社長就任後は、さまざまな仕掛けを打ち出した。2月に事務所サイトとは別に「ジャニーズJr.の顔となり、入り口」というJr.単独の公式サイト「ISLAND TV」を開設。3月に「SixTONES」ら3組の有料公演を事務所で初めてインターネット配信を行った。一般的に“研究生”的イメージが強いJr.を、一つの「ブランド」として確立しようとしている。CDデビューの“格”を保ちつつ、Jr.人気のさらなる底上げを狙う。

 仕掛けは、すでに実を結びつつある。「Six―」「Snow Man」はテレビ、ウェブCMキャラクターに。「HiHi―」ら5組8人が今月スタートのBS日テレ、「Snow―」の4人が日テレの連ドラ主演が決まっている。極めつきは、8月8日のJr.単独での東京ドーム公演だ。自身がリーダーを務めた「Jr.全盛」といわれた00年以来19年ぶり。総勢300人のJr.にとって、メインで東京ドームのステージに立つという夢を1つ、かなえた形だ。

 滝沢社長はJr.育成のほか、先輩後輩の信頼は絶大。事務所の不協和音を封じる、これ以上ない存在でもある。一方、社長業を引き継ぐことが既定路線の藤島ジュリー景子副社長(52)はTOKIOの初代マネジャーを務めた後は嵐らを育て、経営の中枢から主に“デビュー組”のマネジメントを一手に担う。2人は「ほぼ毎日ぐらい直接会っている」と滝沢氏。巨星不在となった今だからこそ、一枚岩となって苦境を打開しようとしている。

 ◆滝沢社長就任後の主な仕掛け

 ▼グループ改編 「Snow Man」を既存メンバー最年少より10歳下のラウールら3人を加え、9人体制に変更。

 ▼「滝沢歌舞伎ZERO」 自身のライフワーク舞台をリニューアル。メインキャストを託した「Snow―」にちなみ、重さ500キロの雪を使ってエンディングを彩った。

 ▼インターネット展開 3月1日にジャニーズJr.公式エンタメサイト「ISLAND TV」開設。「SixTONES」ら3グループの単独横浜アリーナ公演を事務所初の有料配信。

 ▼メディア展開 「HiHi Jets」ら5組8人がBS日テレ連続ドラマ「恋の病と野郎組」(20日スタート、土曜・後11時30分)、「Snow―」4人が日テレ連ドラ「簡単なお仕事です。に応募してみた」(22日スタート、月曜・深夜0時59分)に初主演。

 ▼東京ドーム公演 自身ら以来19年ぶりJr.単独で8月8日に開催する。

 ▼ショップ 5月30日に「ジャニーズ・アイランド・ストア」(渋谷)がオープン。7月20日にオンラインストアも開始。

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