【ヤクルト】OB戦の「代打・野村克也」に神宮熱狂…試合後は古巣へ愛のボヤキ「小川、しっかりせい!」

4回無死、代打で打席に立った野村克也監督(中、左から真中満、川崎憲次郎、1人おいて古田敦也、池山隆寛)
4回無死、代打で打席に立った野村克也監督(中、左から真中満、川崎憲次郎、1人おいて古田敦也、池山隆寛)

 球団創設50周年を記念する、ヤクルト球団初のOB戦「スワローズドリームゲーム」が11日、神宮球場で行われ、野村克也監督(84)が指揮官を務める「GOLDEN 90’s」と若松勉監督(72)率いる「Swallows LEGENDS」の2チームに分かれ、雨天の中で熱戦が展開された。

 小雨が降り注ぐ神宮の杜がどよめきに包まれた。4回先頭。「バッター・野村」のコールに、球場の誰もが耳を疑った。古田や川崎、真中に支えられ、打席に向かうと、強打者の血が騒いだ。

 投手・松岡健のスローボール。初球は見逃しストライク。2球目、果敢にバットを振った。空振りだ。すると相手ベンチから「申告敬遠」という粋な指令が―。再び支えられてベンチに戻る知将に、満員の客席からねぎらいの拍手が送られた。

 「打ちたかったね。久しぶりに打ちたかった。バーンとセンターオーバーのホームランをね。でも、年齢には勝てない」。演出家はヘッドコーチの古田だ。「グラウンドでノムさんの雄姿を見たい」というファンの声を聞き、試合前に打診。「いこうか」と快諾された。選手としてヤクルトに在籍経験がないため、「ヤクルト・野村克也」としては“初打席”となった。

 タクトを終えると、借金14の最下位に沈む古巣に向け、言った。「最下位なんてケシカラン。こんなにお客さんが入って、それを現場の人間がどう感じるかだ。多くのお客さんを失望させちゃダメだ。組織はリーダーの力量。小川がどう感じているかだ。小川、しっかりせい!」。84歳になっても健在のボヤキで、夢の夜を結んだ。

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