メジャー62勝右腕ジム・バウトン氏死去…暴露本「ボール・フォア」で一躍、時の人に 

現役時代のジム・バウトン氏(AP)
現役時代のジム・バウトン氏(AP)

 メジャーに波紋を投げかけた暴露本「ボール・フォア」(邦訳名)を出版したメジャー通算62勝右腕ジム・バウトン氏が10日(日本時間11日)、米マサチューセッツ州の自宅で認知症に関連した脳疾患で亡くなった。80歳だった。

 1962年にヤンキースでデビューし、2年目の63年に21勝、64年も18勝でリーグ優勝に貢献した。その後は肩を痛め、パイロッツ(当時、現ブルワーズ)、アストロズを転々。現役を引退した71年に「ボール・フォア」を出版。当時、タブーとされていた、飲酒、性的問題、興奮剤などの薬物を使用している大リーガーの生態など、自らの経験を踏まえてクラブハウスで行われていた行為を赤裸々に書き込むと、大反響を呼んでベストセラーになった。

 中でも60年代、メジャーを代表するスーパースターだったヤンキースのミッキー・マントルの飲酒、日頃の行動などの詳細な記述によって、当時のメジャーから閉め出される形となったものの、一躍、全米マスコミの寵児となった。なお、この本は20世紀のスポーツ界に影響を与えた一冊とされている。

 その後、スポーツキャスターなどを経て1978年、39歳でブレーブスで現役復帰。しかし5試合1勝3敗に終わり、メジャーと決別した。

 現役時代は打者の内角をえぐる投手として「ブルドッグ」の異名をとった右腕。2年連続出場したワールドシリーズでは1964年2戦2勝をマーク。カージナルスにチームは3勝4敗で敗退する中、孤軍奮闘したことではヤンキースの球団史に名前を残している。

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