【広島】王者史上ワーストの20年ぶり11連敗…5位・中日と0.5差

11連敗を喫し、ベンチで放心状態の鈴木(右)ら(カメラ・義村 治子)
11連敗を喫し、ベンチで放心状態の鈴木(右)ら(カメラ・義村 治子)
広島の11連敗
広島の11連敗

◆中日2―1広島(10日・ナゴヤドーム)

 1分けを挟み、20年ぶりの11連敗―。気の遠くなる数字が絶対王者・広島にのしかかる。11連敗は1999年6月25日の巨人戦から7月13日の中日戦までの13連敗以来となるトンネルだ。その20年前の主力打者だった緒方監督は「勝って球宴休みに入りたかったけどね。体と気分をリフレッシュして(後半戦に)臨みたい」と言葉に力がなかった。首位・巨人とのゲーム差は11に拡大。振り向けば3タテを食らった5位・中日に0・5差まで迫られた。

 打てる手は打っている。2日に楽天から交換トレードで獲得した三好を「7番・遊撃」で移籍後初起用。6回先頭の打席で、5回まで完全投球を許していたロメロから右中間二塁打を放ち、先取点につなげた。1点リードの8回にはレグナルトを投入。しかし前日まで37試合で4勝0敗13ホールド、防御率0・44だったセットアッパーは先頭から2連打を浴びると、2死満塁から連続押し出し四球で逆転を許した。「フラストレーションをためる結果になった」と天を仰いだ。

 前半戦を4年ぶりにBクラスの4位で終えた。幸いにも11日から4日間の球宴休み。「後半戦で主力選手を始め、若い選手、新しい選手らも巻き返してくれないと苦しい戦いが続く」と話した緒方監督は、ドラフト1位の小園とバティスタを1軍に合流させる予定だ。一方、ファームで打率1割6分7厘と結果が出ない長野の昇格は見送るものとみられる。「本当の意味での勝負は夏場。流れが変われば、またチームはいい方向にいけると思う」。3連覇指揮官は自身の言葉を信じて戦うしかない。(田中 昌宏)

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