リーチ主将のプレー&人間性は世界トップ級…札幌山の手恩師・佐藤氏が語る

札幌山の手高3年で高校日本代表入りした時のリーチ(右)と佐藤監督
札幌山の手高3年で高校日本代表入りした時のリーチ(右)と佐藤監督

 誰もがリーダーとして認める日本代表主将のリーチ・マイケルは、15歳でニュージーランド(NZ)から札幌山の手高にやってきた。幼い顔に177センチ、76キロの細さ。佐藤幹夫監督の第一印象は「大丈夫かな?」だった。そこから「プレー、人間性とも世界トップ級」にまで成長していった。

 恩師の口癖は「ちょっとした気配りが明日への道、嫌な顔は身の破滅」。整理整頓、目配りなど日ごろの行いが競技力向上につながると説くと、リーチは先頭に立って実践した。教えに感銘を受け、東海大時代には将来の目標が「高校の先生になってラグビーを教えたい」になった。

 15年たっても、大切なことは守られている。グラウンド内外で背中で引っ張る姿は、姫野ら代表の後輩たちに「リーチさんのために頑張りたいと思える」と言わせる説得力がある。「スーパーラグビーのチーフス(NZ)でも、練習場に最初に足を踏み入れ最後に離れるひたむきさで、仲間からリスペクトされていると聞きうれしくなった」(佐藤監督)。宮崎合宿でも丁寧にファンサービスや取材対応を行い、引き揚げるのはいつも最後だ。

 佐藤監督は4年前の前回W杯を現地で2試合観戦。教え子が主将として気迫を前面に押し出し、リーダーシップを発揮する姿に感動した。今回は自国開催でプレッシャーは前回より大きくなる。「4月に会った時『プレッシャーがある方が頑張れる』と話してくれて、安心した。今回もピンチの時に必殺タックルをさく裂させてほしい。晴れ舞台で子供たちに夢と勇気を与える戦いを演じてほしい」。NZで生まれ、札幌で育った「日本の宝」が、史上初の8強へ導いてくれると信じている。(終わり)

 ◆リーチ・マイケル 1988年10月7日、NZ・クライストチャーチ生まれ。30歳。5歳でラグビーを始め、2004年に来日し札幌山の手高へ入学。東海大2年の08年11月に日本代表デビューし、11年に東芝入り。15~17年はチーフス(NZ)でもプレーした。代表キャップ59、W杯は11、15年に出場。家族は12年2月に結婚した知美夫人と1女。190センチ、110キロ。

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