WOWOW解説者・石井弥起氏が語る男子シングルス準々決勝展望 錦織圭VSロジャー・フェデラー

錦織圭(左)とロジャー・フェデラー(右)
錦織圭(左)とロジャー・フェデラー(右)

 8日に行われた男子シングルス4回戦で世界ランク7位の錦織圭(29)=日清食品=が、同58位のミハイル・ククシュキン(31)=カザフスタン=を3―1で下し、2年連続の8強入りを決めた。1968年のオープン化以降、日本男子では史上初の快挙で、4大大会では5大会連続、自身12度目となる。次戦はウィンブルドン初の4強入りをかけ、10日、センターコートの第2試合で世界ランク3位で今大会男子シングルス最多9度目の優勝に挑むロジャー・フェデラー(37)=スイス=と戦う。

 ウィンブルドンを連日放送するWOWOWで解説を務める2000、01年デビスカップ代表で現在、早大ヘッドコーチの石井弥起氏が錦織の4回戦と、準々決勝の展望を語った。

 ―4回戦の相手は過去9戦全勝と相性が良かったものの、第2セットを落とすなど苦戦を強いられた

 「ククシュキン選手はツアーの中ではあまりいない球種を打つ選手。フォアハンドもバックハンドも非常に低い弾道で、シュート回転するようなボールを多用してきた。錦織選手はそのボールに少し苦労した印象があった。本当によく我慢をしながら攻撃をし、徐々にウィナーも増えていった。ゲームを重ねるごとに勝つためにベストなプレーを見つけながらやり切った素晴らしい試合だった」

 ―相手のシュート回転のボールに徐々に対応できた要因は

 「今まで9度の対戦があり、そういう球筋のボールが来ることを試合前にイメージして、臨めたことは大きかった。準備の仕方が良かったと思う」

 ―次戦の準々決勝は芝の王者・フェデラーが相手

 「芝でのフェデラーはもちろん強い。それでも、サービスキープを続けてフェデラー選手にプレッシャーを与え続ければおもしろい試合になると期待もある。とにかくリードすること。1セット目取って。仮に2セット目落としても3セット目を取って、常に先行したい」

 ―錦織は4回戦終了後、フェデラーとの戦いについて「ラリーは続かない」と予想した

 「ロングラリーになればなるほど、錦織選手の方がリズムをつかみやすい。逆にフェデラー選手はできるだけショートポイントで終わらせようとするだろう。準々決勝ではボールの深さが鍵になる。ボールが浅ければ、フェデラー選手にすぐネットに詰めて来られてしまうため、プレッシャーをかけられる。セカンドサービスの深さと、ストロークでもネットに詰められないだけの深さ、精度が求められる」

 ―芝コートでのフェデラーの強さとは

 「多彩なショットと攻撃。サーブ&ボレー、リターンダッシュ、スライスショット、ドロップショット、全部を駆使してポイントを自分から取りに行こうとし、それができる選手。一方、それは錦織選手にも言えること。いろんなショットを使ってかき乱していきたい」

 ―ここまで4試合合計8時間31分。過去8強入りした4大大会で、相手が3回戦で試合前に棄権した15年全仏を除くと過去最短での勝ち上がり。エネルギーが残った状態でフェデラー戦に挑む

 「なかなかないこと。フェデラー戦は最初からエンジン全開で、1ポイント目からどんどん攻めて行っていいだろう」

 ◆ウィンブルドンは7月1~14日、WOWOWで連日生中継。WOWOWメンバーズオンデマンドでも配信。

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