高級魚アカムツ、開始早々20センチ超…茨城・波崎沖

丸々とした36センチの良型アカムツを上げた高木さん(信栄丸で)
丸々とした36センチの良型アカムツを上げた高木さん(信栄丸で)

 茨城・波崎沖の寒猫(かんねこ)根でアカムツの調子がいい。波崎港の報知指定・信栄丸では、水深120~150メートルを狙い、6月寒猫根29日に25~38センチをトップが制限尾数の10尾を記録した。その後も良型交じりで好釣果を出している。これからアカムツは産卵に向け、浅場に群れが入る。これからが高級魚を手にするチャンスだ。

 6月中旬から寒猫根でアカムツが食いだした。寒猫根は波崎の約18キロ沖合いにある東西約3・5キロ、南北に3キロほど広がる根。夏場はここに産卵を迎えたアカムツの群れが入ってくる。「寒猫根でアカムツ開幕」の情報を聞きつけたアカムツフリークが波崎港に集結、船は満員の釣り人を乗せ出航。航程1時間。高野広之船長(43)は釣り場に着くと「水深145メートル。根掛かりに気をつけて下さい」と釣り開始の合図を出した。

 アカムツの活性は高かった。開始早々に練馬区の田野邉弘晃さん(40)が20センチオーバーを上げた。続けて30センチ級を食わせた。誘い方はオーソドックスだ。仕掛けが着低後、糸ふけを取りゆっくりと竿を立てオモリを1メートルほど上げる。次に餌のホタルイカが漂うようにゆっくりと竿先を下げアタリを待つ。「1尾目は小さかったが、2尾目は最後まで引きましたね。連続のアタリにちょっと驚きました。うれしいですね」と笑顔を見せた。

 春日部市の高木昌洋さん(50)は、10号の中オモリを付けた仕掛けを使っていた。下のオモリを海底に着けると竿先を下げ、仕掛けを寝かせ気味にした。餌を漂わせ、ゆっくりと竿先を上げていくと、ガクガクと引き込む強いアタリ。36センチの良型を手にした。「ゼロテンションで、仕掛けが上がる時に食って来ました。静かに誘うと大型が食う気がしますね」と作戦通りの1尾に満足そう。

 波崎のアカムツはここ数年、シーズンオフと思われていた冬に犬吠埼沖水深200~250メートルの深場でよく釣れている。しかし、夏は冬の半分ほどの水深で釣れるので、タックルがライトになり釣りやすい。信栄丸では、6月29日に25~38センチを0~10尾とトップが制限尾数を記録した。翌30日も2~10尾、7月1日と3日は多い人で8尾と好釣果が続いている。

 高野船長は「アカムツはシケ後に群れが入る傾向があります。餌を漂わせながら流すイメージで、食う間を与えると良いです。餌を動かし過ぎると魚が警戒してしまいます」とアドバイスする。夏のアカムツシーズンはこれからが本番だ。(田中 清)

 ◆めも アカムツの近況、乗合船は波崎港信栄丸(TEL0479・44・1224)。乗合船は午前4時集合、同4時30分出船。料金は氷とホタルイカ餌1パック付きで1万2500円。乗合はほかに沖メバル船が出る。専用駐車場、休憩施設あり。

ライフ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請