初代ジャニーズ誕生は偶然の雨がきっかけ 歌もダンスもできる新たなスタイル確立

ジャニー喜多川社長
ジャニー喜多川社長

 ジャニーズ事務所のジャニー喜多川(本名・喜多川擴=きたがわ・ひろむ=)社長が7月9日午後4時47分、解離性脳動脈瘤(りゅう)破裂によるくも膜下出血のため都内病院で亡くなった。同事務所から発表された。87歳だった。先月18日に都内の病院に救急搬送された。搬送時に意識はなく、その後の懸命な治療も実らなかった。

 ジャニー喜多川氏は、類いまれな演出力で数え切れないスターを輩出してきた。

 1964年にレギュラー出演した日本テレビの「ホイホイ・ミュージック・スクール」でデビューした初代「ジャニーズ」。最初の1か月はバックダンサーとしての“シルエット出演”だった。バックの照明をわざと暗く、顔を見せない。それが視聴者の興味を引いた。話題になるのを待って、満を持して「この子たちは“ジャニーズ”です!」とお披露目した。全てジャニー氏の計算だった。

 もともとは、ジャニー氏が監督を務めていた少年野球チームのメンバー4人によって誕生した初代ジャニーズ。その誕生も偶然だった。雨が振って練習が出来なくなったため、映画「ウエストサイドストーリー」をみんなで観劇したところ、感激したメンバーが10分ずつ“完コピ”。野球の練習がミュージカルの練習に変わっていったことがきっかけだった。

 まだ「アイドル」という言葉もなく、男性歌手は基本的に直立不動で歌うことが当たり前の時代に、ダンスもできて、歌も歌えるという新たなスタイルを生み出した。

 Jr.として先輩のバックダンサーで経験を積むスタイルは、50年以上たった今も脈々と後輩に受け継がれている。

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