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【こちら日高支局です・古谷剛彦】セレクトセールはまさに「夢の奪い合い」 

 近年は、セール終了後に「ただただ驚くばかり」という言葉を、多くの関係者が口にしていた。しかし、今年のセレクトセールはそれに輪をかけたすごさだった。初日の1歳セッションで、1日の売り上げとして初めて、100億円の大台を突破し、売却率も9割を超えた昨年をさらに上回った。当歳セッションは、1歳より23頭少ない上場頭数にも関わらず、初日に迫る97億円超の売り上げを誇るとともに、平均価格が史上初めて5000万円を上回った。2日間のトータルで205億円の売却総額、91.4%の売却率はいずれもレコードだ。

 セレクトセールを主催する日本競走馬協会の吉田照哉会長代行は「日本の競馬は、運営が素晴らしく、世界的に見ても高額の賞金が出ています。それを支えて頂いているファンの方が競馬場に多く来てくれて、その雰囲気の中で勝つ喜びというのは、馬主の方々にとって目標にしていることが大きいと思います」と話す。

 ディープインパクト、キングカメハメハの2強ムードだった種牡馬争いで、昨年のセールではハーツクライとロードカナロアの評価が一気に上がった。そして、昨年の当歳セッションで評判を集めたドゥラメンテが、今年は2日間を通じてロードカナロアに負けない注目を浴びた。キングカメハメハは、この2頭に加え、ルーラーシップやラブリーデイ、トゥザワールド、ホッコータルマエなどの後継種牡馬が人気を博し、今回のセールでも取引されている。

 ディープインパクトの後継争いはし烈。今後、どの馬がポスト・ディープインパクトに名を挙げてくるかがポイントとなる。ハーツクライは、後継種牡馬であるジャスタウェイは、堅実な人気を誇った。そして、当歳セッションでは、ドレフォンの人気が想像を超え、2億円を超える馬も登場した。全く異なる父系だが、ロードカナロアの種牡馬としての成功は、北米チャンピオンスプリンターの血を取り入れることで、さらなる高みを目指す可能性を狙える。

 あるオーナーが、セレクトセールを「夢の奪い合い」と表現していた。セール取引馬から、今年だけでも4頭のG1馬が誕生。昨年末の2歳牡牝チャンピオンも、ともに1歳セッションから取引されている現実を考えれば、大舞台を夢見るオーナーにとって、セレクトセールを表現するにピッタリの言葉だと感じた。

 来週16日は、日高の選抜市場である「セレクションセール」が、北海道市場で開催される。「買えなかった」と話すオーナーも少なくなく、日高のセールにも活気が続くことを願いたい。(競馬ライター)

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