「つよかわヒロイン」阿部詩「見ている人に感動と勇気をオール一本で」…吉田沙保里さんと“最強女子”対談 

対談した吉田沙保里さんと阿部詩
対談した吉田沙保里さんと阿部詩

 ―強い、強いって言われることに抵抗があった時期は。

 沙「ない! 兄2人で男の中で育ってきているから、男の子といる方が楽だったってのもあるかな」

 詩「私もないです。私もお兄ちゃん2人。男の子とずっと遊んでいました」

 沙「一緒だね」

 詩「男の子に指示するタイプっていうか」

 沙「うんうん、私もそう」

 詩「命令するようなタイプで(笑い)」

 沙「一緒!」

 詩「男の子からは、女の子として見られていなかったですね」

 沙「私もそう。ザオリスって呼ばれていたもん。小学校の時のあだ名」

 詩「男の子より強くありたかったです。何にも負けたくなくて。足の速い男の子には勝てないんですけど、絶対負けたくなくて何とかついて行ったり」

 沙「そういう気持ちがあるから、ここまで強くなるの。東京での五輪はいろんな情報が入ってくるから大変。ニュースを見て『私、こんなに期待されているけど大丈夫かなあ』ってマイナスになるんじゃなくて『期待されている、よし!』ってポジティブにいった方がいいよ。期待とか重圧は?」

 詩「はい。大丈夫です」

 沙「うん。得意そう」

 詩「期待されるほうが好き。大勢いる中でやる方が力を出せるタイプです」

 沙「似てるじゃん、私と~(ハイタッチ)。肝が据わっていますよ」

 ―世界選手権へ、五輪へどんな戦いを。

 詩「ええっと…(考える)」

 沙「そりゃあ、オール一本目指してますよ! あ、ごめん。私が先に言っちゃった(笑い)。詩ちゃんの口からどうぞ」

 詩「簡単には勝てない場面が多くあると思うんですけど、我慢強く執念を持って一本取る柔道を貫いて、見ている方全員に感動と勇気を与えたいなと思っています。オール一本で!」

 沙「うわ~。鳥肌たっちゃった。今、想像したもん。浮かんだ~。ぜひ見にいきたい。詩ちゃんなら、できる!」

 ◆柔道東京五輪への道 男女7階級で出場権は1人ずつ。世界選手権優勝者がグランドスラム大阪大会を制し、強化委員会で出席者の3分の2以上の賛成を得れば代表入りが決定。次は来年2月までの主要国際大会終了時点の実績から判断する。最終選考会は4月の全日本選抜体重別選手権。

手を取り合って空を見上げる吉田さん(右)と阿部(カメラ・矢口 亨)
高速タックル!?で担がれる阿部
対談した吉田沙保里さんと阿部詩
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