緊急トレード発表…元担当記者が明かす「古川侑利という男」…巨人との不思議な縁、踏切内から女性を救助、警察から表彰を受けたことも

古川侑利
古川侑利

 巨人・和田恋外野手(23)と楽天・古川侑利投手(23)の交換トレードが7日、両球団から発表された。

 巨人・田口や楽天・松井と同じ1995年に、佐賀・武雄市で生まれた古川。地元は「めっちゃ田舎ですよ」と自虐ネタにするほどの、大自然の中で育った。有田工高では3年夏に「4番・投手」の大黒柱として、チームを創部114年目にして初めて甲子園に導き、ドラフト4位で楽天に入団した。

 小学3年から野球を始めた古川だが、当時は「サッカーが好きだった」という。小学校時代は遊びのサッカーで左手首を骨折し、中学でも股関節を剥離骨折。武雄北中野球部監督からは「サッカー禁止令」が出されるほどだった。

 巨人とは不思議と縁があった。小学校に入学して周りに釣られるようにしてダイエー(現ソフトバンク)ファンに心変わりするまでは、巨人ファン。幼稚園時代に買ってもらった松井秀喜のリストバンドは古川少年の宝物だった。さらに18年6月5日の巨人戦(東京D)がプロ初勝利。巨人戦でのプロ初勝利は楽天史上初となり「びっくりです。うれしいです」と目を輝かせていた。

 最速150キロ超の直球と切れ味鋭いスライダーが持ち味。昨季も白星に恵まれずに4勝止まりだったが、シーズン途中から先発ローテを守った。パ・リーグの投手ながら、プロ初勝利よりもプロ初安打が先。高校時代から注目された打撃力はセ・リーグ向きかも知れない。

 中学2年の時には、踏切内に女性が立ち往生しているのを見て救助し、地元警察署などから表彰を受けた経験があるなど、優しい性格の持ち主。巨人投手陣は厳しい競争が待っているが、V奪還の大きな1ピースになるに違いないだろう。(16年巨人、17、18楽天担当・安藤 宏太)

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