◆阪神8ー5広島(6日・甲子園)
広島が引き分けを挟んで15年4月以来の7連敗を喫し、3位に転落した。投打の歯車がかみ合わず、5月10日以来、57日ぶりの借金生活に転落した。
先発したアドゥワが初回、先頭の近本から3連続長短打を浴びるなどし、いきなり3点を許した。4回にも2死一、二塁から糸原に1号3ランを被弾。4回10安打6失点での降板に「先取点を取られた後、追いついてもらったのに、勝負どころで投げきることができなかった。勝ち越しを許してしまって申し訳ないし、悔しいです」と肩を落とした。
打線は変速右腕の青柳対策で左打者を6人並べ、11試合ぶりに4得点以上となる5得点を奪った。久々につながりを見せたが、最後まで勝ち越すことはできなかった。
6月1日時点で今季最大の貯金14を稼いでいたが、約1か月で目を覆わんばかりの失速ぶり。リーグ3連覇の16~18年にはなかった大型連敗で、V4へいよいよ黄信号だ。