石川佳純、張本智和ら「金」近づいた 会場から徒歩7分に拠点

東京体育館と国学院高校
東京体育館と国学院高校
石川佳純
石川佳純

 日本卓球協会が、2020年東京五輪の期間中に会場から徒歩7分の場所に日本代表の練習拠点を置くことが5日、分かった。

 協会関係者によると、このほど、東京・渋谷区の国学院高の体育館を借りることで合意した。競技会場の東京体育館から徒歩圏内で期間中の最終調整が可能となり、“地の利”を生かして悲願の金メダルに挑む。

 卓球日本代表に東京五輪金メダルへの“秘密基地”が用意された。日本協会では五輪期間中に万全な調整を行うため、東京体育館の近隣に練習拠点が欠かせないと判断。約2年前から候補地の選定を進め、徒歩圏内にある国学院高の協力を得ることができたという。協会関係者は「東京五輪なので、地の利を生かさなければと計画を進めてきた。歩いて7分の場所で練習や休憩ができる」と喜んだ。

 会場周辺に練習拠点を確保できるメリットは計り知れない。五輪は原則、選手の人数に応じて試合や練習会場に入るためのIDカードが割り当てられる。そのため、男女合わせて6人と選手数の少ない卓球は、監督も含めたスタッフ用のIDカードが数枚程度となることが予想され、練習パートナーやコーチもその枚数の中でやりくりが必要だ。

 だが、日本専用の練習場であれば練習パートナーやサポートスタッフの人数に制限はない。ライバルの目を気にせず、対策に取り組むこともできる。関係者は「対戦相手には右利きもいれば、左利きもいる。その中でカットマンや粒高(突起の長いラバー)などいろんな戦型があり、10人ぐらいの練習相手がいるのが理想だ。東京体育館のすぐ横に練習場があれば10人全員がそこで待機し、選手は次に当たる選手の想定練習ができる」と期待を示した。

 これまでの五輪でも練習拠点を確保したケースはあったが、地理的な条件もあり、車などでの移動が必要だったという。今回は北区の味の素ナショナルトレーニングセンターも利用する方向だが、10キロ以上離れており、徒歩圏内にも拠点を置くことで、試合間でも移動の負担や時間のロスがなく調整が可能。腰を据えて休養やケアを行うこともできる。自国開催の利点を最大限に生かし、選手が最高のパフォーマンスを発揮できる環境が整いそうだ。

 ◆卓球の東京五輪への道 シングルス男女2人ずつは20年1月の世界ランク上位2人が内定。団体戦要員の3人目は代表2人とのダブルスの相性、戦型などを考慮し強化本部で推薦される。代表6人は20年1月6日発表。混合ダブルスは6人の中から選出される。19年7月時点の世界ランク上位3人は男子が4位・張本智和、12位・丹羽孝希、13位・水谷隼。女子は6位・石川佳純、7位・伊藤美誠、9位・平野美宇。

 ◆国学院高 国学院大の付属高として1948年に開校。私立の男女共学校で所在地は東京・渋谷区神宮前。主な卒業生は歌手のさだまさし、日本将棋連盟会長の佐藤康光九段ら。

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