広島の松田元(はじめ)オーナー(68)が4日、“激レア激励”で緒方監督を鼓舞した。
ヤクルト戦の試合前、マツダスタジアムで打撃練習中のチームを約20分にわたって視察。小窪、松山らに声をかけ、指揮官や野村謙二郎前監督らと言葉を交わした。普段は同球場に併設された球団事務所でフロント業務の指揮を執っているが、グラウンドに姿を見せることは極めて珍しい。
同オーナーは「激励じゃない。からかいに来ただけだよ」とジョーク。さらにチーム状況について、手ぶりで波を示しながら「これ(浮き沈み)がある。だが、貯金がまだあるなら良かろう。いいと思う」とうなずいた。緒方監督には「負けるのはしょうがない」と声をかけたと明かし、「本人は気にしているだろうけど」と、6月1日時点では2位に5ゲーム差の首位に立ちながら、現在は首位と5ゲーム差の2位と、浮沈の激しいチームを率いる指揮官を思いやっていた。