石原慎太郎がラグビー日本代表を救う…中島イシレリ、負傷離脱、左プロップ不足の緊急事態

スクラム練習で右ふくらはぎを負傷したプロップ中島(左から2人目)
スクラム練習で右ふくらはぎを負傷したプロップ中島(左から2人目)
代表入りに名乗りを上げたサントリーの石原
代表入りに名乗りを上げたサントリーの石原

 ラグビー日本代表は3日、プロップが不足する緊急事態に陥った。10日間の日程の宮崎合宿第2クールが終了したが、スクラム練習で中島イシレリ(29)=神戸製鋼=が右ふくらはぎを負傷し離脱するアクシデント。左プロップにけが人が続出する危機に、練習生の石原慎太郎(29)=サントリー=が代表入りに名乗りを上げた。チームは一時解散し、8日に再集合する。

 時おり雨が強まり、芝に滑り込むと水しぶきが上がった第2クール最終日。スクラム練習で中島が右ふくらはぎを痛めた。右足を地面につけずグラウンドから引き揚げた。今年に入ってFW第3列から転向させ鍛えてきたジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、49)は「おそらく肉離れで最低4~6週間かかる。ここまでやってきて急成長していたのに残念」とショックを隠しきれなかった。

 W杯前公式戦のパシフィックネーションズ杯(27日開幕)が迫る中、暗雲が漂う。「1番」の左プロップは4人参加していたが三上、山本はこの日別メニュー。稲垣も珍しく右膝にテーピングを巻く日があった。ジョセフHCは「4人中3人がけが。大きな問題」と話し、藤井雄一郎強化副委員長は「呪われてる」と嘆いた。

 ピンチを救うのが、元東京都知事と同姓同名の石原だ。名前の由来は「知らない」と言うが、本家の著書「天才」だけは「ネタのために読んだ(笑い)」という。1日から練習生として合流。「目の前のことをやるだけ」と謙虚ながら、持ち前の明るい性格で過酷な練習を活気づけている。

 昨年6月の代表戦に3試合に出場した後、首の後ろに違和感を覚えた。手などにしびれが出て安静にせざるを得なくなったが「自分の体は自分が一番分かる。できると信じていた」。12月に新たな手帳を買うと、W杯の日程を書き込んだ。

同僚から情報収集適応もバッチリ サントリーの同僚SH流らから常に情報を仕入れ、代表候補の強化試合もチェック。「頭から一度もW杯のことが抜けたことはない。チャンスが来たタイミングで出遅れないように」と準備してきた。そのお陰でジョセフHCが「不在期間がウソのよう」と驚くほど早くなじんだ。“未来日記”実現のために、8日から再開する第3クールで正メンバーへの昇格を目指す。(大和田 佳世)

 ◆元都知事と同姓同名…ニックネームは「都知事」

 ◆石原 慎太郎(いしはら・しんたろう)1990年6月17日、東京・三鷹市生まれ。29歳。国学院久我山高から明大を経て13年にサントリー入り。日本代表は17年4月22日の韓国戦でデビューし、通算11キャップ。181センチ、108キロ。ニックネームは「都知事」。

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