吉田拓郎、全快「音楽はずっと辞めない」…「声帯にがん」告白から3か月、ツアー締めくくる

4300人のファンを魅了した吉田拓郎
4300人のファンを魅了した吉田拓郎

 シンガー・ソングライターの吉田拓郎(73)が3日、神奈川・パシフィコ横浜で2年半ぶりのコンサートツアーを締めくくった。2014年に喉のがんを患い、16年に完治したことを今年3月に公表したばかり。新曲「運命のツイスト」など本人作詞・作曲のみの20曲を変わらぬ歌声で披露し、「音楽は、ずっと辞めない」と生涯現役を誓った。

 「喉の声帯に白板症という異物が発見されたんです。異物を取って調べたところ、がんがまた発見された―」。ラジオでの突然の告白から約3か月、周囲の不安を払拭した。THE ALFEEの高見沢俊彦(65)や4300人のファンが見守る中、吉田は「特別な夜になる」と感慨深げ。「拓郎かっこいい!」と同性から声が飛ぶと、「昔から。東京来た時から、かっこいい」とニヤリだ。

 MCでは、注目しているというフィギュアスケート女子の紀平梨花(16)を話題に。知人に頼み込み直筆サインをゲットしたが、肝心の紀平の反応については「(吉田を)知らないみたい」と告げられたという。がっくりする姿に会場は笑いに包まれた。

 03年には肺がんを患っている。07、09年とツアーを中止にすることもあった。本人いわく、「小中高は半分しか行けないほど体が弱かった」という。上京した際、母から体調面を心配され、「ダメなら帰っておいで」と言われたことも。東京で路上ライブを重ね、朝まで歌い続けられるようになり、「東京の汚い空気が俺には合ってたんじゃないかな」。

 喉のがんの発見後は放射線治療を受けた。闘病中は妻で女優の森下愛子(61)に支えられたことも明かしている。2度の大病を乗り越え、音楽への情熱は増すばかりだ。今ツアーでは10年ぶりに名古屋公演を行うなど、全7公演で2万2000人を動員した。「音楽は本当にすてきなもの。すごい力を持っている。生涯、詞や曲を作ったりする生活をしたい」を力を込めた。

 ◆吉田拓郎の闘病記録

 ▼2003年4月 19ミリの肺腫瘍の摘出手術を受け、退院時に病名が肺がんだと告白。

 ▼07年8月 ぜんそく性気管支炎のため全国ツアー8公演を延期。

 ▼同10月 ツアーを再開するも慢性気管支炎と胸膜炎のため、翌08年1月までの19公演を中止に。

 ▼09年7月 慢性気管支炎で6公演を中止。

 ▼14年 のどにがんが見つかり放射線治療。

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