【令和モンスターズ】〈2〉創志学園・西純矢、メンタルトレで性格も投球内容も大人に

スポーツ報知
阪神・西を遠戚に持つ創志学園・西

 第101回全国高校野球選手権地方大会は、すでに沖縄などで開幕し、6日からは全国各地での戦いが本格化する。岩手のMAX163キロ右腕、大船渡の佐々木朗希投手(3年)が注目を集めているが、新時代の野球界を担う逸材は他にもいる。スポーツ報知では「令和モンスターズ」と題して、今夏の主役候補を全5回であらためて紹介する。第2回は創志学園(岡山)・西純矢投手(3年)だ。

 創志学園は13日の1回戦で岡山南と対戦する。春季県大会は登板機会がなく8強で敗退したため、西にとっては今季の公式戦初マウンドになる。練習試合で9回を投げたのも数えるほどだが「スタミナ面は問題ない。1年から(試合に)出ているし、公式戦は練習試合みたいな感覚でやっている」と、不安視していない。

 試合で「緊張しない」という強心臓は、昨夏の甲子園デビュー戦で証明した。創成館(長崎)との1回戦は4安打16奪三振、無四球で完封した。だが、下関国際(山口)との2回戦はド派手なガッツポーズを球審に注意され、9四死球と制球を乱して4―5で敗れた。

 昨秋の中国大会準決勝も自身の失策から崩れて、広陵(広島)に8回コールド負け。センバツ出場が絶望的になった。メンタル面のもろさが同居していたため、昨秋からメンタルトレーナーの指導を受け始めた。長沢宏行監督(66)は「性格的にも投球内容も大人になった」と明かした。

 今春のU―18日本代表候補合宿では大船渡(岩手)・佐々木朗希、星稜(石川)・奥川恭伸(ともに3年)の両右腕から意識の高さを学んだ。「佐々木は体幹や柔軟をしっかりやっている。奥川は試合で打者をよく見て、ファウルを打たせることを大切にしている」と吸収したことを実践してきた。

 阪神・西勇輝投手を遠戚に持つ最速153キロ右腕は、変化球の精度アップに力を入れてきた。「去年より直球で空振りを取れる場面が多くなった。仲間がミスをしたときでも、カバーできるような投球できれば」と、成長の跡を見せるつもりだ。(伊井 亮一)

 ◆西 純矢(にし・じゅんや)2001年9月13日、広島市生まれ。17歳。鈴が峰小2年時に「鈴が峰レッズ」で野球を始め、阿品台中では「ヤングひろしま」に所属。3年時に「NOMO JAPAN」に選出。創志学園では1年春からベンチ入り。好きな選手と球団はドジャースの前田健太、広島。球種はスライダー、カーブ、スプリット、チェンジアップ。高校通算20発超の4番打者としても活躍。184センチ、87キロ。右投右打。

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