【宏太’Sチェック】ジェイ1トップで2シャドー活性化

前半34分、同点に追いつくゴールを決めた札幌MFアンデルソンロペス
前半34分、同点に追いつくゴールを決めた札幌MFアンデルソンロペス

◆明治安田生命J1リーグ第17節 仙台2―1札幌(30日・ユアスタ)

 雨でスリッピーなグラウンドの中、選手は90分集中してプレーし続けた。絶対に勝つんだという気持ちを前面に押し出し、本当に力を出し切ったと思う。敗れはしたが、あれだけ戦ったことは、今後の成長に必ずつながる。

 初めて1トップにジェイ、シャドーにロペスと武蔵、という前線になったが、チャナティップがいる時とは違う良さが出た。チャナがいると3人で流動性を持った攻撃を見せられるが、その分、相手の一番強いDFも流動的に動いて対応してくる。一方、ジェイが入ると相手はどうしてもそこに注意を注がなければならなくなるから、シャドーの2人が比較的自由に動くことができる。仙台戦を見る限り、2シャドーがかき回すこの形の方が安定すると感じた。

 今後、惜しい試合を白星にするには、前線の人数のかけ方を相手や状況によって変える必要がある。仙台戦でも攻撃の際、6人くらいで攻めていた。それではカウンター狙いのチームにとっては思うつぼ。相手のやり方を見て、前にかける人数を抑えて我慢するというリスク管理もしていかないと。強気の縦パスを入れてDFも前にどんどん出ていくサッカーは魅力的だが、個々が精度を上げればもっと少ない人数で得点できる。それができる強力なメンバーが、今の札幌には揃っているのだから。(吉原宏太、1996~99年札幌FW)

試合詳細

サッカー

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