【オリックス】山本、プロ3年目で初完封…自己最多の毎回11K「強気でいきました」

完封で4勝目を挙げた山本(カメラ・池内 雅彦)
完封で4勝目を挙げた山本(カメラ・池内 雅彦)

◆西武0―4オリックス(28日・メットライフドーム)

 プロ野球はパ・リーグ全3試合、セ・リーグ1試合が再開。オリックスは先発の山本がプロ3年目で初となる完封勝利で4勝目を挙げた。西武打線を5安打に封じ、自己最多の11奪三振。防御率1・66で12球団を通じてトップの座をキープ。来年の東京五輪で代表候補に上がる右腕がチームを2年ぶりの5連勝に導いた。ソフトバンクは先発の千賀は6回1失点で8勝目、2発のDeNA・筒香も躍動した。

 最後の打者を見逃し三振に切って取ると山本の表情に笑顔が広がった。自身初の完投、完封勝利を、毎回となる自己最多の11奪三振で飾った。1点リードの3回無死満塁をしのいでからは最速155キロの直球で危なげない投球。自己最多124球を投げ、「(3回は)絶対に抑えようと思っていたので強気でいきました。(完封は)あまり考えていなかった。とにかく1回1回、いつもそうやっています」と涼しい顔を見せた。

 どんな状況でも動じない姿は、宮崎・都城高時代の2人の恩師の教えだ。入学時に監督だった森松賢容氏には「マウンド上の態度にすごく厳しかった」と礼儀を教え込まれた。2年秋からは自主性を重視する石原太一監督が就任。試合前の投手練習などは自主的にメニューをつくり、「考えることができるようになった」とプロでも通用する適応力を身につけた。

 同学年で西武の先発・今井は、2016年夏に作新学院で甲子園優勝を経験。一方、山本は甲子園出場を逃したが、プロの舞台では投げ勝った。「(今井も)いい投球で自分もリズムよく投げられた。楽しかったです」と満足した。

 ソフトバンクの千賀、日本ハムの有原を含め、この試合までリーグ防御率トップ3がそろって先発した中、ただ一人、完封劇を演じた。防御率1・66で12球団トップの座を譲らず、西村監督は「素晴らしい投球だった」と最敬礼した。東京五輪での活躍も期待される右腕の快投で、チームは2年ぶりの5連勝と勢い付いてきた。(牟禮 聡志)

 ◆山本 由伸(やまもと・よしのぶ)1998年8月17日、岡山・備前市生まれ。20歳。伊部小1年で野球を始める。宮崎・都城高では甲子園出場なし。2016年ドラフト4位でオリックス入団。昨季は救援で54試合に登板し4勝2敗1セーブ、32ホールド、防御率2・89。178センチ、80キロ。右投右打。年俸4000万円。

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