対戦した選手が語るサニブラウンのすごさ「爆発力がすごい」「やっぱり強い」

男子100メートル優勝のサニブラウン(中)、2位の桐生(左)、3位・小池
男子100メートル優勝のサニブラウン(中)、2位の桐生(左)、3位・小池

◆陸上 日本選手権 第2日(28日、福岡・博多の森陸上競技場)

 男子100メートル決勝で、日本記録保持者のサニブラウン・ハキーム(20)=米フロリダ大=が10秒02(向い風0・3メートル)で2大会ぶりに優勝を飾った。スタートこそやや出遅れたものの、中盤からぐんぐん加速。最後は並み居るライバルを引き離し、向かい風での最速記録でゴールした。日本王者を獲得した20歳のすごさに、対戦した選手からもため息交じりの声が聞こえてきた。

 “9秒台対決”として注目されたが、10秒16の2位に終わった桐生祥秀(23)=日本生命=は「(サニブラウン)ハキームの爆発力は1番すごい。本当は勝ちたかったけど、これだけ差があるということ」とここ1番での加速に圧倒されたことを明かした。10秒24で4位だった飯塚翔太(28)=ミズノ=も「速いですね、やっぱり強い。雨上がりのコンディションだったのに…。目標にして、しっかり越えていかないと」とコンディションの悪さをものともしない、実力の高さに驚いたようだった。

 7日に9秒97の日本新記録を樹立したサニブラウンの凱旋(がいせん)試合ということもあり、会場は独特の緊張感とスタンドを埋め尽くした観客の熱気に包まれた。そんな雰囲気の中で行われた注目の一戦を、5位の多田修平(23)=住友電工=は「周りを気にしてしまって、レースが怖い気持ちもあった。自分のレースに集中できなかったことが悔しい」と振り返った。7年ぶりに100メートル決勝に出場した飯塚も「盛り上がっていてびっくりした。興奮した」と“サニブラウン効果”を実感した様子。惜しくも9秒台とはならなかったが、まだまだサニブラウンフィーバーは続きそうだ。

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