サニブラウン「まずまずの走り」 9秒台は「まぁそのうち」

サニブラウン・ハキーム
サニブラウン・ハキーム

◆陸上 日本選手権 第2日(28日、福岡・博多の森陸上競技場)

 男子100メートル決勝で、日本記録保持者のサニブラウン・ハキーム(20)=米フロリダ大=が10秒02(向い風0・3メートル)の大会新記録で2大会ぶりに優勝。19年ドーハ世界陸上(9~10月)の代表に内定した。100メートルでの代表入りは、2大会連続2度目。同種目の日本勢では、内定第1号となった。9秒台には届かず「何とも言えない」とちょっと複雑な表情。「まずまずの走りだったと思う。内容的には準決勝の方がいい走りだった。集中してやるべきことをやって勝てたので、そこは満足だと思います。まだまだ道のりは長い。世陸まで体を作り直して、課題を修正して万全の状態で臨みたい」と話し、9秒台の期待には「まぁそのうち」と笑顔を浮かべた。

 27日の準決勝では、自身の持つ大会記録タイの10秒05で全体トップ通過。スタートで出遅れても、中盤では誰も寄せ付けない力強い伸びを見せ「(決勝は)焦らないことが1番大切。やることをやれば問題ない」と自然体を貫いていた。9秒台ホルダーの圧巻の強さは、決勝でも輝いた。

 大注目のレースになった。S席とA席は前売りで完売。B席の当日販売を求め、正午ごろから待機列に並ぶ人の姿もあった。「毎年毎年、陸上の人気が日本で上がっていて、うれしいと思う」とサニブラウン。日本記録として、短距離界をリードする立場の20歳は、満を持して日本王者のタイトルをつかんだ。

 ドーハ世界陸上では、男子100メートルで日本勢初となる決勝進出に期待が高まる。サニブラウンは前回の17年大会で、準決勝は10秒28の2組7着で敗退。予選では10秒05を出しただけに、悔しさの残る大会になった。17年秋から米フロリダ大で力を磨いた成果をぶつける、最高の機会が整った。

 今大会でも、もう1つ仕事が残っている。29~30日の200メートルでは、2大会ぶり2度目の短距離2冠を目指す。世陸、五輪を見据える20歳。まずは国内で比類なき強さを示し続ける。

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