実業団・小森コーポレーション経由ルーキー、日大・ドゥング ケニア人初「山の神になる」

チームメートと練習に励むドゥング
チームメートと練習に励むドゥング

 日本育ちの留学生がチームを押し上げる。来日8年目の日大のチャールズ・ドゥング(23)は「箱根駅伝はテレビでしか見たことはないが、ニューイヤー駅伝より沿道の声援がすごい。自分もあんなところを走ってみたい」と声を弾ませた。

 北海道・札幌山の手高から実業団・小森コーポレーションを経て日大に進学した。「将来はケニアに帰って、いい選手を育てたい。そして、日本で活躍してほしい」と指導者としての道を歩むため、スポーツ科学部で専門知識を学ぶ。講義ではフィジーやサモアなど他国の留学生とも交流し、生活や文化の違いにも刺激を受けている。

 小森コーポレーションでの4年間は全種目で自己記録を更新したが、けがにも苦しんだ。しかし「諦めたくなかった。何をすれば強くなれるか、日大で学べば、他の人が苦しいときにもアドバイスできる」。走れないつらさを知るからこそ、仲間を支える大切さを誰よりも理解している。

 野望もある。「まず予選会突破して、5区を走って山の神になりたい。ケニア人ではまだ誰も成し遂げていないので、練習頑張ります」と「4代目・山の神」に名乗りを上げる。納豆と満員電車が苦手という23歳の実力派ルーキーが、大きな一歩を踏み出した。

 ◆チャールズ・ドゥング 1996年2月20日、ケニア・オカラウ生まれ。23歳。2012年、北海道・札幌山の手高に進み、卒業後は実業団・小森コーポレーションに所属。今春、日大スポーツ科学部に進学。自己記録は5000メートル13分25秒32、1万メートル27分57秒36、ハーフマラソン1時間2分12秒。家族は両親、姉、弟。8月にケニア在住の女性と結婚予定。169センチ、52キロ。

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請