桐生祥秀、サニブラウン倒して5年ぶり日本王座へ「また日本記録を超えたい」

準決勝を2位で通過し決勝へ進んだ桐生祥秀
準決勝を2位で通過し決勝へ進んだ桐生祥秀

◆陸上 日本選手権第1日(27日、福岡・博多の森陸上競技場)

 男子100メートル準決勝で、9秒97の日本記録を持つサニブラウン・ハキーム(20)=米フロリダ大=が、大会記録に並ぶ10秒05(追い風0・1メートル)の2組1着で28日の決勝に進んだ。自己記録9秒98の桐生祥秀(23)=日本生命=も10秒22(追い風0・2メートル)の1組2着で突破し、決勝では史上初となる日本勢9秒台選手同士の対決が実現することになった。決勝は28日午後8時30分にスタートする。

 桐生は、1組2着通過。持ち味の中盤での力強さを出し切れず、ライバルの小池に0秒13、距離にして約1メートル先着された。予選の10秒31からもタイムを大きく伸ばせなかったが「(準決勝は)通ればいい。決勝では、中盤からはもう一段伸びそう。そこは集中したい」と、すぐに切り替えた。

 3位だった昨年大会。土江寛裕コーチ(45)は、危機感を募らせた。「(以前)日本選手権に負けて悔しい顔をしたけど、それすらなかった。これはまずい」。昨冬はミニハードルを使った基礎練習や筋力強化をこなし、日本初9秒台の誇りを取り戻した。強敵の台頭は、闘争本能にも火をつけた。「練習をさぼらなくなったし、甘えがなくなった」と桐生は視線を鋭くする。

 速さと強さの両立。5年ぶりの日本王座は、サニブラウンを倒した先にしか見えてこない。「また、(日本記録を)超えたいと思う」と静かに決戦を見据えた。

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