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【サマー馬ケーション】菱田、騎手への道 親の反対ディープの活躍で説得

300勝へ王手をかけている菱田。8年目の今年の夏も北海道で奮闘中だ
300勝へ王手をかけている菱田。8年目の今年の夏も北海道で奮闘中だ

 宝塚記念が終わって、本格化する夏競馬。夏の話題を追うコラム「サマー馬ケーション」がスタート。第1回は函館で奮闘中のJRA通算300勝に王手を懸けたデビュー8年目、菱田裕二騎手(26)=栗東・岡田厩舎=の夢を追い続けた日々と今の思い。

 デビュー8年目の菱田は今年も夏を北海道で過ごしている。22日の函館で自身初の新馬戦一日2勝を達成。JRA通算300勝に王手をかけた。「今週で決めたいです」と力強く誓う。

 運命の出会いだった。小学校高学年だった菱田少年は知り合いに連れられて、京都競馬場に。広場で遊ぶだけのはずが、馬が走る姿を見て、「バーンって飛び込んできました。騎手になりたいって、その瞬間に思いました」と。それまではプロのサッカー選手を目指していた。元日本代表でG大阪へ復帰が決まった宇佐美貴史と対戦した経験もあり、腕に自信はあったが、迫力あるレースを目にして一瞬で心が動かされた。

 一般家庭の菱田家は競馬とは無縁。夢を親に打ち明けると、猛反対された。諦められず、説得を続けながら、騎手になるための準備を続けた。毎朝のランニング、食事を節制して体重を自己管理の日々は1年以上に。そんな菱田を助けてくれたのは、中学1年だった05年に無敗の3冠馬になったディープインパクトだった。「ディープ(の活躍)もあって、親に説得はしやすくなりましたよ」

 北海道では所属する岡田厩舎の馬の運動を毎朝4時から手伝い、馬と向き合う。「北海道では毎日10頭くらい乗るので、体は疲れるけど、勉強になっています」。昨夏の北九州記念では、中学時代に背中を押してくれたディープの子、アレスバローズで重賞初制覇。だが、ここ2年は騎乗数、白星ともに減少傾向。15年に9レースに騎乗したG1も昨年は一度も騎乗できなかった。「ビッグチャンスはなかなかやってこない。こつこつひとつずつ結果を出していきたい」。少年のころのように努力が大きな実を結ぶと信じて―。300勝は夢の途中だ。(松浦 拓馬)

 ◆菱田 裕二(ひしだ・ゆうじ)1992年9月26日、京都府生まれ。26歳。12年3月に栗東・岡田厩舎からデビュー。JRA通算299勝(重賞2勝)。趣味は映画観賞。好きなプロ野球チームは阪神。応援するサッカーチームはFCバルセロナ、京都サンガ。160・1センチ、52キロ。血液型B。

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