左手三角骨骨折で2軍調整中の楽天・田中和基外野手(24)が25日、イースタン・西武戦(西武第二)で約6週間ぶりに実戦復帰した。「1番・指名打者」で3打席に立ち、1打数無安打2四死球で途中交代した。平石洋介監督(39)は「今のところ、回復は順調。ちょっと右打席に関しては遅れるかなと思うけど、これは想定内。左打席と守備、走塁に関してはこのまま順調にいくんじゃないか」と説明。左手首に負担がかかる右打席でのスイングは、復調まで時間を要する見通しだという。1軍復帰のタイミングについては「右打席以外がしっかりやれているのであれば、可能性はなくはない」。左打ち限定で、代走・守備固め要員として早期に戦列復帰させるケースもありそうだ。
田中は開幕直後から左手首痛を抱えて打撃の状態が上がらず、5月13日に「左手三角骨骨折で3~4週間の患部固定が必要」と診断され、同日に出場選手登録を抹消。今月上旬にギプスを外し、打撃や捕球の技術練習を再開していた。今季は31試合に出場し、打率2割1分、0本塁打、6打点。