女流棋士、5年に1度の節目に59人が大集結…発足45周年の宴

パーティーに出席した女流棋士
パーティーに出席した女流棋士
ペア対局をする上田初美女流四段(左)と室田伊緒女流二段
ペア対局をする上田初美女流四段(左)と室田伊緒女流二段
華麗なギタープレーを披露した西尾明七段
華麗なギタープレーを披露した西尾明七段

 5年に1度、待望の祝宴―。女流棋士発足45周年記念パーティー(報知新聞社後援・協力)が16日、東京・渋谷区のセルリアンタワー東急ホテルで行われ、女流棋士59人、棋士やファンら計約600人が出席して節目を祝福した。壮観な集合写真にご注目を!

 対局室とは正反対の空気を漂わせるワンピースをまとった里見香奈女流名人、りりしい着物で風格を漂わせた女流棋士会会長・山田久美女流四段、黒にフリルの飾りが似合った清水市代女流六段―。和装に洋装。59人の女流棋士は豪華に、愛らしくステージ上を彩った。

 一堂に会するパーティーは5年に1度。五輪やサッカーW杯よりレアな祝宴が再び開催された。山田会長の「皆さまへの招待状も女流棋士の手で出した手作りの会です。不備がありましても、ぜひ温かい気持ちで…」というホッコリした式辞でスタート。広瀬章人竜王は「6人からスタートして、現在の大所帯になったのは女流棋士の魅力が世間の皆さまに認識され、目指す人が増えたからです」と祝辞。羽生善治九段も「私が将棋雑誌を読み始めた77年(7歳)頃、女流名人戦の参加者は10人くらいだったと記憶していますが、今日はステージからあふれるくらい。今、それぞれの個性を存分に発揮され、とても頼もしいな、という気持ちで見ています」と歩みをたたえた。

 パーティーでは、上田初美女流四段・室田伊緒女流二段ペア対伊藤沙恵女流三段・石本さくら女流初段の席上対局を、斎藤慎太郎王座ら人気棋士たちが解説。新常務理事の西尾明七段が得意のギターで中澤沙耶女流初段、武富礼衣女流初段のピアノと一緒にRADWIMPSの「前前前世」などを披露する見せ場も。渡辺明2冠が出題した「女流棋士検定クイズ」では「竹部さゆり女流四段が最も驚いた新戦法は?」という問題の答えが、まさかの「驚いたことはない」という超難問もあった。羽生九段や渡辺2冠と盤を挟むツーショットが撮影できるコーナーは長蛇の列となった。

 1974年に報知新聞社が女流名人位戦(現・女流名人戦)を創設して誕生した女流棋士制度。6人の船出から、現在は66人(引退8人含む)に。棋力は飛躍的に向上し、昨期の対男性棋士戦は16勝19敗とほぼ五分だった。今期は7つ目のタイトル戦となる清麗戦も始まり、8月3日に里見女流名人が史上初の同時6冠を、甲斐智美女流五段が5年ぶりのタイトルを目指す5番勝負が開幕する。

 渡部愛女流三段ら日本女子プロ将棋協会所属女流棋士もお祝いに駆けつけたパーティー。閉会あいさつで清水女流六段が「個性あふれる女流棋士がこれからも盤上、盤外と思う存分に活躍してまいります。令和の時代もますます進化し続けます」と宣言して幕を閉じた。

 次回は2024年。50周年の節目は、日本将棋連盟創立100周年とも重なる。新将棋会館への移転も予定される年。将棋界にとってメモリアルイヤーとなりそうだ。(北野 新太)

パーティーに出席した女流棋士
ペア対局をする上田初美女流四段(左)と室田伊緒女流二段
華麗なギタープレーを披露した西尾明七段
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