全日本大学駅伝関東選考会 ヴィンセント力走 東京国際大がトップ通過で初出場

第4組の留学生同士で力走する1着の東京国際大のイェゴン・ヴィンセント(24番)ら
第4組の留学生同士で力走する1着の東京国際大のイェゴン・ヴィンセント(24番)ら

 全日本大学駅伝(11月3日、愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮=8区間106・8キロ)の関東選考会が23日、20校が参加し、相模原市の相模原ギオンタジアムで行われた。1万メートル4組に分かれ、各組に各校2選手が出場。計8人の合計タイムで争い、上位5校が本戦の出場権を獲得した。東京国際大がトップ通過で初出場を決めた。第1組から終始、安定した走りを見せた明大が2位。終盤に追い上げた早大が3位に続いた。

 最終成績は以下の通り。

<1>東京国際大

<2>明大

<3>早大

<4>日体大

<5>中央学院大

(17秒23差)

<6>中大

<7>山梨学院大

<8>日大

<9>大東大

<10>神奈川大

<11>東農大

<12>創価大

<13>麗沢大

<14>国士舘大

<15>専大

<16>亜大

<17>駿河台大

<18>上武大

<19>武蔵野学院大

<20>日本薬科大

 “伊勢路への道”は例年以上に狭き門だった。今年の箱根駅伝8、9位の成績で関東学生陸上競技連盟推薦校となった順大、拓大は選考会が免除。同様の競技形式で行われた昨年は上位8校に本戦出場権が与えられたが、今年はわずかに5枠。伝統校と新興校が入り乱れて、5枚の伊勢路行き切符を争った。

 第1組から終始、存在感を発揮したのは、古豪の明大と新興校の東京国際大だった。

 第1組では明大のエース阿部弘輝(4年)がスタートから独走し、1位でゴール。選考会の開催要項の中には「原則として、記録最下位2名を1組から、記録最上位2名を4組となるように組分けを要望したい」という文言があるが、阿部は7月に日本の学生の代表としてユニバーシアードに出場するため、体調を考慮し、1組の出走が認められた。1万メートル27分56秒45のベストを持つ阿部は無難に29分25秒36で走り切り、2位の日体大・山口和也(4年)に36秒55の大差をつけ、チームを波に乗せた。「調子がいい選手が多いので後半の組も安心して応援します」と冷静だった阿部の“予言”通り、8人の外国人留学生がひしめく最終組でも小袖英人(3年)、鈴木聖人(2年)がともに自己ベストで走り、堅実に2位通過を果たした。

 第1組から首位を守っていた明大を最終組で逆転したのが、東京国際大だった。ヴィンセント(1年)がハイペースのレースを制し、1位でゴール。さらに伊藤達彦(4位)が日本人4位の10位に続き、堂々のトップ通過で全日本大学駅伝初出場を決めた。伊藤はゴール後、男泣き。「やっと全日本大学駅伝に出られる、うれし涙と日本人トップを取れなかった悔し涙です」と感情をあらわにした。

 今年は箱根駅伝の予選会が例年より1週遅い10月26日に開催されるため、全日本大学駅伝の本戦は、その1週後に行われる。「一番大事な戦いは箱根駅伝の予選会です。2週連続で戦えるチームをつくらなければならない。全日本大学駅伝も箱根駅伝もシード権(全日本8位以内、箱根10位以内)を取ることが目標です」と東京国際大の大志田秀次監督(56)は浮かれることなく、表情を引き締めて話した。

 全日本大学駅伝には全国から25校とオープン参加の日本学連選抜チーム(東海を除く全国7地区学連及び、日本学生陸上競技連合による選抜)と東海学連選抜チームを含めた27チームが出場。関東からは昨年大会で1~8位のシード校(青学大、東海大、東洋大、駒大、帝京大、国学院大、法大、城西大)、関東学生陸上競技連盟推薦校の順大と拓大、予選会を勝ち抜いた5校の計15校が参戦する。

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