【楽天】初回6得点も大暗転のち逆転 交流戦V残った

◆日本生命セ・パ交流戦 DeNA9―11楽天(22日・横浜)

 壮絶な試合。逆転への流れを作ったのは地元・横浜高出身のルーキーだった。6―9の5回2死一、二塁。渡辺佳が代打で登場するとDeNAファンからも拍手が起こった。「地元でベイスターズファンの人が歓声をくれてうれしかった。展開的に取り返せると思った。低い打球を意識した」と力に変えた。

 平田のフォークを風にも乗せ左中間へ飛ばす二塁打で1点差とした。新人の一打で流れをつかむと7回に山下の逆転2ランが飛び出した。ドラフト6位ルーキーは19日の阪神戦(甲子園)に続き2打席連続代打で適時打。平石監督は「とりあえず佳明じゃなく、勝負の佳明。考え方、技術、非常に高い」と説明。打率2割4分3厘ながら得点圏は8打数4安打の5割。結果を残した22歳は「うれしいです。『とりあえず』に戻らないように。自信をもっていきたい」と引き締めた。

 21日のカード初戦では祖父の渡辺元智・横浜高前監督(74)も応援に訪れていた。高校時代、何度も死闘を繰り広げたハマスタでの劇的勝利に佳明は「プロになって、またここでできるとは。帰ってきたなという感じ。ほかの球場より気持ちが入ります」と正直に笑った。

 立ちこめた暗雲をかき消した。初回に6点を奪いながら裏に7失点。両先発がKOされ両軍12人の猛攻。初回だけで1時間7分が経過していた。平石監督も「僕も、ほとんどの方が初めて見たんじゃないかと思います」と言うほどの展開。その後、最大3点差までつけられたが、今季21度目の逆転勝利だ。残り2戦で2年ぶりの勝ち越しを決めた交流戦。23日の巨人―ソフトバンク戦が引き分けなら、2連勝で優勝の可能性も残した。指揮官は「初回6点取って負けたらシーズンでガタガタいく。大きな意味を持っていた」と、疲れ切った中に安堵(あんど)の表情を見せていた。

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