八村塁、日本人初「ジョーダン・ブランド」と契約「驚いている」

 NBAドラフト会議で、日本人初の1巡目、全体9位でウィザーズから指名を受けた八村塁(21)は21日(日本時間22日)、チームの本拠地ワシントンのキャピタルワン・アリーナで記者会見に臨み「試合を支配し、毎試合ハードにプレーする」とアピールした。またナイキ社が展開するマイケル・ジョーダン氏の名を冠した「ジョーダン・ブランド」と日本人で初めて契約したことも発表された。早くも一流選手の仲間入りを果たし、スターへの一歩を踏み出した。

 八村がついにワシントンに足を踏み入れた。ドラフトから一夜明け、行われた入団会見には地元メディア約50人が詰めかける注目度の高さ。「バスケにどれだけ集中できるかが大事。試合を支配し、毎試合ハードにプレーする」と誓った。この日も内側に日の丸が刺しゅうされたジャケットを着用。日本の誇りを胸に、契約を結んだ。

 スコット・ブルックス監督らと納まった記念撮影では、背番号「9」のユニホームを両手で掲げた。「僕の番号ではありません。指名順位の9。(正式な番号は)リクエストしている」と言って笑わせた。ゴンザガ大で背負ってきた「21」はすでにセンターのドワイト・ハワードのもの。日本代表で背負い、バスケットボールの“神様”マイケル・ジョーダンもつけてきた「23」は空いている状態だ。

 また、ナイキ社が展開するジョーダン・ブランドと八村が契約を結んだと公式ホームページで発表。「ようこそ、八村」と写真付きで紹介された。契約選手の中にはNBAの2016~17年シーズンMVPでポイントガードのラッセル・ウエストブルック(サンダー)らが名を連ねており、早くも一流スターと仲間入り。八村は「ジョーダン・ブランドのファミリーになれたことは特別。驚いている」とコメントした。

ドラ1と対決 若手の実力を図るサマーリーグの日程も発表され、ウィザーズの初戦は7月6日のペリカンズ戦。八村の“デビュー戦”となることが予想される。相手にはドラフト全体1位のウィリアムソンがおり、未来のスター同士が開幕前に早くも火花を散らす。チームは司令塔のジョン・ウォールが左アキレス腱(けん)負傷で来季のプレーが絶望的。また八村の同ポジションの選手が契約を結ばないとみられている。開幕スタメンを勝ち取る、絶好のアピールチャンスとなる。

 ◆八村に聞く

 ―ドラフト会議から一夜明けた。

 「不思議な感じ。(1巡目指名が)どれだけ大きいことか実感できた」

 ―周囲の反響は。

 「今はまだ携帯を触る時間がない。全然(メールなどを)返せていない。量が多すぎて何もできていない。みんなに感謝したい」

 ―バスケが職業になることへの心構えは。

 「プロになる実感は湧いてきている。ビジネスも入ってくるが、バスケットが最優先。バスケットができれば、他のこともついてくる」

 ―見てほしいプレーは。

 「守備も攻撃もできる。持ち味であるミドルシュートや、リバウンドからボールを運べるところを見てほしい」

 ◆サマーリーグ 毎年ドラフト後のオフシーズン中に開催され、チームが新しい選手、若手、NBA実績のない選手を試す場でもある。若手の登竜門といわれており、田臥勇太(38)や渡辺雄太(24)はサマーリーグでアピールに成功し、NBAデビューに至った。

 ◆ジョーダン・ブランド ナイキ社が展開するマイケル・ジョーダン氏の名を冠したブランド。もともとはシューズの「エア・ジョーダン」シリーズで人気に火が付き、今ではデザイン性の高いウェアや帽子などの商品も展開されている。

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