【巨人】原監督、勝利呼ぶ重信への“公開説教”二盗挑まず「お前さんの特長生きてないよ」

交流戦5カード連続の勝ち越しを決め、ファンの声援に応える原監督(カメラ・泉 貫太)
交流戦5カード連続の勝ち越しを決め、ファンの声援に応える原監督(カメラ・泉 貫太)

◆日本生命セ・パ交流戦 巨人4―2オリックス(20日・東京ドーム)

 試合終了を待たず、すぐに伝えたかった。原監督は5回終了後、ベンチで重信を呼んだ。この回1死からチーム初安打を放ち、炭谷の3球目の併殺打で引き揚げてきた直後だった。険しい表情で指摘したのは、二盗を試みなかった点。期待が大きいからこそ“公開説教”で反省を促した。

 「2点ビハインドで(打順が)8、9番。3球あってスタートを切れないのは、お前さんの特長は生きていないよ、と。セーフになるかアウトになるかは分からない。あそこでスタートを切れる選手にならないといけない、と言いました」

 相手からすれば2点リードで下位打線。走者を警戒する雰囲気は、それほどなかった。原監督は炭谷が併殺打になったから結果論で話しているわけではない。少しでも流れを変えるため、仕掛ける重要性を説いた。

 ピリッと引き締まったベンチは6回、丸の同点2ランでムードが最高潮に。全員が一球一打に集中して試合に入り込んでいた。相手先発のK―鈴木は、原監督が「素晴らしい投手。ウチの先発投手も、緩急というか、あのくらいクレッシェンド、デクレッシェンドというかね」と称賛したように難敵だったが、少ない好機を一丸でものにした。

 マシソンが右内転筋の肉離れで登録抹消中の救援陣は7、8回を沢村、9回は中川が無失点で締めた。原監督はこの日の試合前練習中、“定位置”の打撃ケージ裏から投手陣が練習する外野に足を運び約30分間、投手たちに声をかけていた。細かい配慮と重信に見せたような厳しさを使い分け、チームの和は強固になっている。

 交流戦はソフトバンクとの頂上決戦3試合を残すのみ。「いい位置にいることに、どこか喜び、いい緊張を持ちながら戦えるのはいいことだと思いますね」と指揮官。結束して12球団の頂点を取りにいく。(片岡 優帆)

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