十勝にニューヒロイン誕生!女子高生最速スプリンターに渡辺夏鈴が走り幅跳びで勝った

女子走り幅跳びで初優勝を飾った地元・帯広三条の渡辺(カメラ・小林 聖孝)
女子走り幅跳びで初優勝を飾った地元・帯広三条の渡辺(カメラ・小林 聖孝)

◆北海道高校陸上選手権 第3日(20日・帯広の森陸上競技場)

 9種目で決勝が行われた。女子走り幅跳びは、渡辺夏鈴(かりん、帯広三条3年)が、今季高校2位記録(6メートル03)を持つ御家瀬(みかせ)緑(恵庭北3年)らを抑え、5メートル81の自己ベストで初優勝。帯広三条では同種目初の王者となった。

 女子走り幅跳びのニューヒロインが地元十勝から誕生した。女子高生最速スプリンターの御家瀬、松田奈夏(なな、立命館慶祥2年)ら優勝候補に注目が集まる中、渡辺は1回目で自己ベスト(5メートル63)を更新する5メートル75を跳び首位に立つと、2回目に5メートル81でさらに大きく自己ベストを更新。御家瀬は5回目に5メートル80を跳んだが、1センチ差でしのいでの優勝だ。渡辺は「自分の最高のジャンプをしようと思ったけど、まさか優勝できるとは思いませんでした」と戸惑いながらの笑顔を見せた。

 上士幌町出身で、陸上は小3から。6年からは、かつて福島千里(30、セイコー)も所属した十勝陸上クラブに所属した。上士幌中でも、部活がなかったため同クラブで練習。高校では、その経験を生かし、練習メニューは自分で作っている。昨年は5月に左足ひ骨を疲労骨折。満足いくシーズンを送れなかったが、今季は300メートルダッシュ×6本などの厳しい練習でスプリント力を強化した。その成果で、今大会18日の400メートルも2位(56秒99)と健闘。スピードが、走り幅跳びの助走にも生かされた。

 部活から帰宅後は腹筋、背筋合計1000回などの自主トレに励む。本州の国立大進学を目指し、毎朝5時半から2時間勉強してから公立進学校である帯広三条に通う文武両道の日々だ。「練習も勉強もうそはつかない。鍛錬を続け、高校総体(8月4~8日、沖縄)では6メートル、上位入賞を目指したい」とさらなる飛躍を目指す。(小林 聖孝)

 ◆渡辺 夏鈴(わたなべ・かりん) 2001年8月23日、上士幌町生まれ。17歳。陸上は小3から。上士幌中1年で走り幅跳びでジュニア五輪出場、3年で全道中学4位。高校2年の全道高校400メートル3位。秋の新人戦で200メートル、400メートルとも3位。ベスト記録は200メートル24秒87、400メートル56秒91。家族は両親と兄。156センチ、44キロ。血液型A。

スポーツ

報知ブログ(最新更新分)

一覧へ
NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請