【巨人】マシソン代役クックが8回やられた…全員で20日こそリーグ&交流戦ダブル首位

8回1死満塁、小田裕也(左)に中犠飛を打たれたクック(カメラ・池内 雅彦)
8回1死満塁、小田裕也(左)に中犠飛を打たれたクック(カメラ・池内 雅彦)

◆日本生命セ・パ交流戦 巨人3―4オリックス(19日・東京ドーム)

 巨人がオリックスに競り負け、連勝が3で止まった。3点ビハインドの4回に岡本の14号ソロで反撃ののろしを上げると、7回にはこの日、昇格した中島に待望の移籍1号2ランが飛び出し、同点に追いついた。だが、8回に救援したクックが犠飛で勝ち越しを許し、マシソン離脱後の勝ちパターン継投に課題を残した。広島も敗れ、リーグ首位は変わらず。交流戦5カード連続を含む6カード連続の3連戦勝ち越しをかけ、20日の猛牛軍団との第3ラウンドに臨む。

 願いを込めた当たりは、勢いを欠いた。1点を追う9回2死一、三塁。丸の放った飛球は、左翼手・ロメロのグラブに収まった。最後の好機を生かせず、原監督は「あと、もう一本というところでしょう」と決定打を欠いたことを悔いた。

 勝ちきれなかった。代打・中島の移籍1号2ランで同点に追いついた直後の8回。5番手でクックを送った。4月23日に右肘の違和感を訴えて抹消。さらに、ファームでの調整中に左太もも裏痛も発症したが、全て癒えてこの日、再昇格を果たした。しかし、2安打と四球などで1死満塁とすると、小田に勝ち越しの中犠飛を許した。細かい制球力を欠き「劣勢から追いついて、こういう結果になってしまって非常に心苦しい」と敗戦の責任を負った。

 前日のアクシデントが、尾を引いた形となった。4日の昇格後、「8回の男」として安定した投球を披露していたマシソンが18日、オリックス戦の8回途中に右太ももを痛めて緊急降板した。試合後に病院で検査し「右内転筋の軽い肉離れ」と診断された。それを受け、本来ならこの日からのファーム仙台遠征で連投テストをする予定だったクックの緊急昇格を決定。クックは18日夜の仙台入り直後に昇格の報を受け、とんぼ返りで帰京した。

 さらには、山形県沖で発生した震度6強の地震の影響での列車遅延も重なり、帰宅は日をまたいだ午前0時30分頃という厳しい状況。心身のコンディションを整えるにはタフな状況だったが、「調子は悪くなかった」と言い訳はしなかった。

 マシソンは、痛みなどの自覚症状は軽いとトレーナーに申告。今後も1軍に帯同して治療を続けていく予定だ。しかし、最短でもセ・リーグ再開初戦となる29日のヤクルト戦(秋田)以降にしか復帰できず、残る交流戦4試合はマシソン抜きでの戦いを強いられる。「8回マシソン、9回中川」というブルペンの安定感が、交流戦好調の要因の一つだったが、守護神・中川へつなぐ7、8回を全員で埋めることになる。先発は“もう1イニング”の意識を、中継ぎは任された仕事への責任感を、これまで以上に強めるしかない。

 連勝は3で止まったが幸い、広島もソフトバンクも敗れたため、セ首位の座も、交流戦首位とのゲーム差なしもキープした。宮本投手総合コーチはマシソン不在について「大きな穴だけど、みんなでやり繰りするしかない」と号令をかけた。交流戦Vという“今季初タイトル”目前で訪れた困難は総力戦で乗り切る。(西村 茂展)

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