女子高生最速スプリンターがV2…御家瀬緑「狙い通りです」向かい風で11秒68

女子100メートルで向かい風0・6メートルながら11秒68の好記録で2連覇を飾った御家瀬
女子100メートルで向かい風0・6メートルながら11秒68の好記録で2連覇を飾った御家瀬

◆北海道高校陸上選手権 第2日(19日・帯広の森陸上競技場)

 11種目で決勝が行われた。昨年の全国高校総体ファイナリスト3人が顔をそろえた女子100メートル決勝は、昨年の総体王者で今季全国高校1位記録(11秒54)を持つ御家瀬緑(恵庭北3年)が、11秒68(向かい風0・6メートル)で2連覇を達成した。同総体8位の石堂陽奈(立命館慶祥2年)が2位、同7位の鈴木くるみ(旭川龍谷3年)が3位に続いた。男子100メートルは鷹祥永(立命館慶祥2年)が10秒70で初優勝し、40秒86の大会新を出した400メートルリレーとの2冠に輝いた。

 高校女子最速スプリンターが、盤石のレース運びでV2を決めた。御家瀬は力みのないスタートダッシュで先頭に立ち、後半もストライドを伸ばして2位の石堂に0秒13差をつけた。「向かい風で11秒6台も狙い通りです」。27日からの日本選手権(福岡)をにらみ「連戦となるので重圧にならないよう8割ぐらいの気持ち、余裕を持って臨んだ」と納得の表情を浮かべた。

 高校総体を初制覇した昨年は、日本選手権で100メートル4位になり、アジア大会のリレー日本代表入りするなど飛躍した。このオフ、本格的に筋力トレを行い、パワーアップ。4月28日の開幕戦の織田記念で日本高校歴代2位の11秒54、5月の札幌支部大会も11秒57と好記録をマークした。課題のスタートも強化し、この日の決勝はスターティングブロックを従来より前に微修正。スムーズに一歩目を踏み出せた。

 この日は100メートルの予選、準決勝、決勝と400メートルリレー準決勝、決勝の5本を走るハードスケジュール。士別市で鍼灸院を営む日本陸連A級トレーナー西條正史郎さん(60)が援軍に駆けつけた。中村宏之監督(74)と親交があり、全道大会に初帯同し、レースの合間に全選手をマッサージ。御家瀬らの疲労回復の一助となった。

 2年連続参戦する日本選手権が行われる福岡には、父・典之さん(53)が単身赴任中で、大会にも応援に駆けつける。「日本高校記録(11秒43)更新。トップ3入りを果たし、応援にこたえて、高校総体(8月、沖縄)連覇に弾みをつけたい」と健闘を誓った。(小林 聖孝)

 ◆国内女子100メートル記録 日本記録は福島千里(30)=セイコー=が北海道ハイテクAC時代の10年に出した11秒21。御家瀬が4月28日に記録した11秒54は日本高校歴代2位で、今季の日本人2番目でもある。高校歴代1位は12年5月に埼玉栄・土井杏南(23、JAL)が作った11秒43。土井は今年6月2日に今季の日本人最高となる11秒52で走った。

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