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【宝塚記念 ヤマタケが見た】攻めの調整で仕上がったキセキ、ついに完成の域に入った

抑えきれない手応えで駆けたキセキ。ラスト11秒7を余裕でマークし、絶好の仕上がり
抑えきれない手応えで駆けたキセキ。ラスト11秒7を余裕でマークし、絶好の仕上がり

◆宝塚記念追い切り(6月19日、栗東トレセン)

 第60回宝塚記念・G1(23日、阪神)の出走馬の追い切りが19日、東西トレセンで行われた。17年3冠勝ち馬が勢ぞろいしたなかで、絶好の動きを見せたのがキセキ。栗東・CWコースでラスト11秒7と抜群の切れを発揮した菊花賞馬の前走以上に強められた調教過程を、ヤマタケ(山本武志)記者がコラム「見た」で分析した。

 キセキの最終追い切りは栗東・CWコースで馬なりでの単走。前走の大阪杯と同じ調整パターンで、当時も思ったことだが、とにかく見た目以上に速く、時計が出る。全身を大きく使い、伸びやかなフットワークで走っているからだろう。鞍上が手綱を引っ張り切りの状態でラスト1ハロンは11秒7(5ハロンは67秒2)。この時計は強烈だった。

 騎乗した清山助手は満足そうな表情だ。「今日は反応を確かめたかった。大阪杯の時にこれ以上攻められないという感覚で仕上げたが、今回もそれに匹敵するぐらい」。

 この言葉は決して大げさではない。特に驚いたのが、この1週間の調教過程だ。12日にCWコースで5ハロン65秒7―11秒7としっかり負荷をかけながら、その週末の16日には栗東・坂路で53秒3。坂路追いが少ないとはいえ、デビュー以来、4番目に速い時計をマークした。そして最終追いでは「先週とは全然違う軽さがありました」と、その効果を感じ取る。

 攻めの姿勢には確かな裏付けがある。毎日王冠から天皇賞、ジャパンC、有馬記念を走り抜いた昨秋を振り返った清山助手が面白いことを口にした。「秋は有馬記念が一番状態としてはよかったんです。使いつつ、筋肉がついて、成長曲線に合っていたんだと思います」。

 3歳時に菊花賞を勝ったとはいえ、昨秋にようやく迎えた本格化。今回は短期放牧から530キロ近い馬体重(前走時508キロ)で戻ってきたが、思い描いた通りの仕上げを施せたのは体の成長を感じているからこそだ。1年8か月ぶりの勝利を狙う“大人”になった菊花賞馬。隙はなさそうに思える。(山本 武志)

競馬

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