【巨人】5年ぶり交流戦Vへ、3連勝でリーグ首位浮上!V打の陽「初球から振ろうと決めていた」

8回に勝ち越し適時打を放った陽は歓喜のナインを背に激走(カメラ・池内 雅彦)
8回に勝ち越し適時打を放った陽は歓喜のナインを背に激走(カメラ・池内 雅彦)
試合後に勝利のタッチを交わす巨人ナイン
試合後に勝利のタッチを交わす巨人ナイン

◆日本生命セ・パ交流戦 巨人4―3オリックス(18日・東京ドーム)

 巨人が3連勝を飾り、リーグ首位に立った。初回に丸の11号2ランで先取点を奪うと、3回には岡本が13号ソロ。今季4度目のマルオカアベック弾でペースを握った。8回にはマシソンに異変が生じ降板。救援陣が同点とされたがその裏、代打・陽岱鋼の適時二塁打で1点を勝ち越した。これで貯金は今季最多タイの9に。交流戦も残り5試合。14年以来5年ぶりの交流戦Vへ、ラストスパートに突入だ。

 一振りに懸けてきた思いが絶叫に変わった。陽は打った瞬間「抜けてくれ!」と大声を出して走った。ライナーが右翼手・吉田正の頭上を越え、代打で値千金の勝ち越し適時二塁打だ。「叫びましたね。うれしかったです。良かったあ」。二塁に到達すると、一塁ベンチで大盛り上がりのナインと目を合わせてガッツポーズ。喜びを爆発させた。

 2点リードの7回に沢村、8回をマシソンで逃げ切りを図った。しかし、マシソンが1死後に負傷で緊急降板。その後の救援陣がつかまり、3―3で迎えた8回1死二塁。小林に代わり、陽が打席に送られた。「4回、5回くらいからずっと準備はしていた。受け身にならないように、初球から振ろうと決めていた」。その通り、海田の1球目の速球を捉え、すぐに勝ち越して嫌な流れを払拭した。

 FA移籍3年目、重信らの台頭もあって先発から外れることも増えた。「結果を残さないとスタメンで出られない。強い気持ちで毎日過ごしています」。実績十分の台湾の英雄も、競争を勝ち抜く覚悟で必死にプレーする。その一方で試合に出ない時はベンチで声を出し、後輩の相談に乗って助言する姿勢が印象的だ。

 その胸中には、原監督から授かった金言があった。昨オフ、指揮官が4年ぶりに復帰した直後にこう言われたという。「やっぱり巨人軍で戦うことが大事だ。個人軍で戦っちゃダメなんだ。持っているものは素晴らしいから」と。自己犠牲の大切さを痛感した陽はそれ以来「チームのために」と言い続けてきた。

 原監督は昨年までの陽について「すごい選手だけどプレーに孤独感がある。あとはマインド」と見ていたという。2月のキャンプから、常にチーム最優先でプレーしてきた陽の決勝打に「練習の時から非常に集中力を持ちながら大事に時間を使ってくれている。良かった」と賛辞を贈った。

 途中出場の難しさは、陽自身が一番感じている。試合前の練習量はスタメン時に比べて減らし、体調のピークを試合中盤以降に持っていく工夫。試合中の代打の準備については「阿部さんを見てまねしています。分からないことはすぐ聞いて教えてもらっています」と最高の結果につなげた。

 広島が敗れ、セ・リーグ首位に浮上。優勝を目指す交流戦も9勝4敗で首位・ソフトバンクとゲーム差なしをキープした。今の巨人は若手、中堅、ベテランが結束する強さがある。陽はヒーローインタビューで「チーム状態もいいし、一つでも多く貢献できるように頑張ります」と声を弾ませた。(片岡 優帆)

映像提供:GIANTS LIVE STREAM
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8回に勝ち越し適時打を放った陽は歓喜のナインを背に激走(カメラ・池内 雅彦)
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