久保の“会見力”にブラジルサッカー30年以上取材の記者が驚く…まるで南米のベテラン

スポーツ報知
前半、ドリブルを阻まれる久保建英(中)(カメラ・宮崎 亮太)

◆南米選手権1次リーグC組第1戦 日本0―4チリ(17日、ブラジル・モルンビースタジアム)

 FIFAランキング28位の日本代表は、1次リーグ初戦で大会3連覇を狙う同16位のチリに0―4で完敗した。初先発したMF久保建英(18)=Rマドリード=はトップ下でフル出場。3人抜きでゴールに迫ったがシュート2本に終わり、金田喜稔の最年少ゴール記録(19歳119日)更新はお預けとなり、悔しさをにじませた。堂々としていたのはプレーだけではない。30年以上ブラジルサッカーを取材する沢田啓明通信員(63)が、初取材となった久保の試合後の大物ぶりを「見た」―。

 まるで南米のベテラン選手のようだった。試合後のミックスゾーン。スターの言葉を聞こうと殺到する大勢の日本人記者を前に冷静に答える姿にも十分関心させられたが、さらに驚いたのはチリ人記者が質問しようとした時のこと。「スペイン語の質問はあとひとつだけ受け付けます」と流ちょうなスペイン語で平然と言い渡し、自ら記者会見を仕切って見せたのだ。

 ブラジルでは下部組織時代から有名だったFWネイマールのように10代でも堂々としている選手は珍しくない。だが異国の地で、しかもRマドリード移籍で注目が集まる中、自ら主導権を握って受け答えする18歳に「日本人にもこんな選手が出てきたのか」と目を見張った。

 ブラジルでも注目度は高い。同国最大の週刊誌「ヴェージェ」は電子版で「なぜ『日本のメッシ』と呼ばれるかをプレーで示した。彼は日本サッカーの期待の星だ」と伝え、ネットメディアの「ガゼッタ・プレス」も「日本の宝石はチリ戦で素晴らしいプレーを見せた」と絶賛した。KUBOのインパクトは日本だけでなく、南米でもとどろいている。(沢田啓明通信員)

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