【巨人】2年目・若林晃弘、絶好調の秘密…交流戦4割超え&10戦連続スタメン出場

スイッチヒッターで交流戦高打率をマークする若林
スイッチヒッターで交流戦高打率をマークする若林

 巨人の2年目、若林晃弘内野手(25)が大活躍中だ。ここまで14試合に出場。交流戦に入ってからは10試合連続で「二塁」でスタメン出場を続けている。交流戦打率は、4割5分8厘でトップの中村悠平(ヤクルト)に次ぐ、4割3分8厘。2本塁打、8打点と原監督の信頼を勝ち取った。

 しかし、なぜ、急成長を遂げたのか―。スイッチヒッター生みの親である元大洋(現DeNA)の父・憲一さん(66)と恩師に当たる元桐蔭学園、現星槎国際湘南の土屋恵三郎監督(65)が今後の期待も込めて、大いに語った。チームはこの日、休養日。若林は18日からの6連戦に向け、体調管理に努めた。(取材・構成=小林 圭太)

 ◆元大洋選手の父・憲一さん

 スイッチにさせたのは、足の速い子であれば左の方が内野安打も稼げるという単純な理由です。当時はイチロー選手や松井稼頭央選手、いい選手が出始めていて「左有利説」という風潮もありましたね。もちろん、簡単なことではない、私も(スイッチを)経験したから分かる。いい方を伸ばしてやった方がいいかな、と左一本でということも考えた。でも本人はやり続けた。

 左打席で伝えてきたのは「バットをなるべく水平に振れ、体を開くな、左脇をたたんで、へそのところをできるだけ通すように」と。ホームランバッターになるような体も大きくなかった。今のように、ひょろひょろとしていたので「ライナーを打てるバッターになったほうがいいよ」と言った。

 小学5年生の時かな? 「お父さん、僕はプロ野球選手になれるかな?」と聞いてきた時があった。「頑張りゃなれるよ」と言ったのを覚えている。考えながら真摯(しんし)に取り組む姿は昔からあった。

 ◆桐蔭学園時代の恩師、土屋恵三郎氏

 私が見てきた7、800人くらいの子どもの中でもトップクラスの努力家。夜中に寮の前でバットを振っていた。よく裏方もやるし、面倒見がよく後輩たちにも人気がある。ただ真面目過ぎて色々考え過ぎる点があり、消極的になって、ボール球をよく振ることがあった。

 今はジャイアンツで堂々とやっている。空振りだっていい空振りをしているし、俺もキャッチャーだったけど見ていて怖さがある。「打てねえわけねえ!」って感じで打席に立っている。自信がテレビ越しに伝わる。

 彼は歌舞伎俳優みたい。1人で5000人以上は呼べる選手だよ。当時も女の子からモテモテだった。でも本人は野球一途。今年1月に食事に行った時は「何でこんなかっこいい人がいるんだ?」って周りに言われたもん。プロはスター性もないといけない。由伸のような、一面を持った楽しみな男だ。

 走攻守にスイッチヒッターとしても、まだまだ開花するはず。松井稼頭央くんになれる、なる! 超えるよ! 毎年「がんばれよ、夢を捨てるなよ!」と言い続けています。(現星槎国際湘南監督)

 ◆吉村打撃総合コーチ

 「去年より体幹が強くなって、スイングが安定している。特に下半身が強く、体がぶれなくなってきた。だからミート率が上がっている」

 ◆金城ファーム打撃コーチ(現役時スイッチヒッター)

 「細かい部分で、間の取り方を工夫しながらってことは言った。バットを寝かせたり立たせたり、ちょっと体から離したり。色々やっていた」

 ◆若林 晃弘(わかばやし・あきひろ)1993年8月26日、東京・中野区生まれ。25歳。桐蔭学園高から法大を経てJX―ENEOSに進み、17年ドラフト6位で巨人に入団。180センチ、77キロ。右投両打。年俸880万円。

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