【ユニコーンS】ワイドファラオ“二刀流”芝に続きダートも重賞制覇!

ワイドファラオ(右)はデュープロセスとの叩き合いを頭差で制した
ワイドファラオ(右)はデュープロセスとの叩き合いを頭差で制した

◆第24回ユニコーンS・G3(6月16日・ダート1600メートル・東京競馬場、重)

 禁止薬物問題で2頭が競走除外となった第24回ユニコーンS・G3は16日、東京競馬場で行われ、ダート初挑戦だったニュージーランドT覇者のワイドファラオが福永を背に頭差で逃げ切った。JRA3歳ダート路線で今年初の重賞を制したヘニーヒューズ産駒は今後、芝とダートの“二刀流”で活躍を目指す。

 100メートル以上に及ぶ叩き合い。逃げ込みを図るワイドファラオが1キロ重い57キロを背負いながらも、重賞ウィナーの格を示した。「最後は脚が上がっていたけど、勝負根性、気持ちの強い面を出してくれました」。福永が心地よさそうに汗をぬぐった。

 最内枠から主導権を奪うと、前半の半マイルは45秒8で飛ばした。「あの形で控えるとリズムを崩すので、マイペースで行った」と福永。デュープロセスが追い上げ、最後は首の上げ下げとなったが、頭差譲らなかった。

 これまでの5戦は、すべて芝を使い、ニュージーランドTを制すと、前走はG1のNHKマイルCでも9着ながら、0秒4差の接戦。日本ダービー出走も可能だったが、ダートへ使ってみてはという福永の進言もあり、この一戦を目標に調整してきた。そして、見事に結果を出した。「立証できて良かった」と鞍上はホッとした様子だ。

 これで芝、ダート両方で重賞制覇。幅田昌伸オーナーは「今はやりの二刀流ですね」と笑顔。この日、不在だった角居調教師に今後を一任するとしたが、「どちらに行っても全然オーケーだけど、悩みますね。先行力があるし、小回りの地方も(選択肢に)ありますよ」とうれしい悩みを口にした。

 前日15日、禁止薬物問題を受け、日本騎手クラブ副会長として「喜んでいただける競馬を提供できるように努めてまいります」と話した福永。「初ダートで重賞を勝つのは簡単じゃない。メイショウボーラーなどG1でも活躍した。この馬も活躍してほしい」と、05年フェブラリーSなど芝とダートで重賞5勝を挙げたかつての相棒を引き合いに、期待をかけた。有言実行。二刀流ホースとともに競馬界を引っ張っていく。(春木 宏夫)

 ◆ワイドファラオ 父ヘニーヒューズ、母ワイドサファイア(父アグネスタキオン)。栗東・角居勝彦厩舎所属の牡3歳。北海道新ひだか町・フジワラフアームの生産。通算6戦3勝。総収得賞金は1億40万3000円。主な勝ち鞍は19年ニュージーランドT。重賞2勝目。馬主は幅田昌伸氏。

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